4月から行われていた晃和住宅さんのオープンハウスへ行ってきました。
オーナーさんのご厚意で、6月末まで見学できるそうです。(平日は予約制、早期終了あり)
駅やスーパーにも近い住宅街。白いガルバリウム鋼板の外壁、重厚さを感じさせる道南杉の下見板張りも部分的に使われています。
カーポート手前には、何かのフタのような金属板がありました。これは?
「融雪槽ですよ。積もった雪を換気の排気熱で溶かすので、ランニングコストがゼロで済むんです」
こう説明してくれたのは、お客さま担当の杉林さん。
当サイトでもおなじみの白田建築事務所さんがこちらの家を設計されたのだとか。ナチュラルタイプやモダンシンプル、スタイリッシュなど幅広いバリエーションを持つ晃和住宅さんですが、オーナーさんの希望に応じて建築家さんとのコラボもしているんですね。
カーポートわきにあるこちらは、何かの室外機のようです。
「はい、ガス発電設備のコレモです。エコジョーズの機能に加えて、ガスの力で電気も作ります。発電時の発生熱は暖房に活用できるので、かなりの光熱費が抑えられるんですよ」。さらにコレモは、停電した場合も給湯や暖房、一部の電気製品が使えるので、万が一のときにも安心とか。
それでは、1階のリビングにおじゃまします。
無垢のナラ材フローリングに白い塗り壁、そして大きな窓のある明るい家。取材しながらもくつろいだ気分になります。
地中に埋め込んだアースチューブで夏は涼しく、冬は暖か。メインは床暖房ですが、遠赤外線効果でじんわりと温まるペレットストーブもあります。
キッチンには造作による対面カウンターが。
「このカウンターは変身するんですよ」と、いたずらっぽく笑う杉林さん。
スーッとカウンターを動かすと、あれ?
あれれ?「お客さまが来たときはテーブルにもなります!」
ラクラク動かせるのもポイントが高いですね。
そういえば、杉林さんの服ってナチュラルです。見学会に来たというより、おうちに招かれたような、こちら側をホッとさせる雰囲気があります。
「昔はスーツを着ていたこともあるんですが、"何か違うな"と感じて。お客さまに『営業されるのでは』と身構えられる、その壁を取り払いたいと思ったんですね」
そこで杉林さん、いつもモデルハウスのお庭にはちょっとした畑をつくっているそうです。「窓からの景色に和めますし、野菜を収穫してもらってお土産に持ち帰っていただくこともあります。せっかく来ていただいたのだから、お客さまには少しでも喜んで帰っていただきたいな、と」。あるモデルハウスでは、何回かの見学で顔なじみになったご家族のお子さんに「トマトのお姉さん」と呼ばれていたと、うれしそうに話してくれました。
さて、こちらは2階です。
奥は娘さんの部屋。反対側にも同じ部屋がある。廊下の棚は横板を外せばカウンターに変身。
オーナーさんご夫婦は、老後は階段なしで暮らせるようにと1階に寝室やユーティリティーを集約。延床面積は約35坪ですが、階段下の収納や子ども部屋のロフトなど、すべての空間を有効に使える設計になっていました。
この秋には、晃和住宅さんの新しいモデルハウスが手稲区に完成する予定だそうです。「どなたでもウエルカムです♪」と話す杉林さんと、もしかしたら畑の収穫体験ができるかもしれません。
2014年06月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。