注文住宅は、土地選び、住宅会社選び、そしてプラン・仕様決めといくつもハードルがあります。帯広市のTさんは、土地はなんとか自力で探したものの、住宅会社選びでとても悩みました。20社もオープンハウスを見て回った結果、全く営業してこなかったカントリーヴィレッジを選び、満足のいく家づくりをしました。その家づくりについて、詳しくお話をうかがいました。
目次
帯広に住み続けたいから家を建てる
Tさん邸は、帯広市内の閑静な住宅地に建っています。濃いブルーの外壁がおしゃれな感じです。斜めについた玄関ドアがかっこいいですね。
中に入って、さっそく家づくりのお話をうかがいました。
「結婚した当初から、2人とも帯広から離れるつもりはなかったので、自然と家づくりをしたいね、という話になりました。長いローンを組むので、建てるなら早くと考えていましたし」とTさん。
まずは土地探しから始めましたが、なかなか見つかりません。
「いいな、と思う土地があっても、売主の住宅会社でしか家が建てられない条件付きもあって困りました。また、迷っているうちに売れてしまった土地もありました」
結局土地は、実家の隣を譲ってもらうことで決まりました。
次は住宅会社選び。新聞広告をチェックして、オープンハウスもいろいろ回りました。ハウスメーカー数社と、地元工務店を十数社、合計20社ほど見に行ったそうです。
「ある日、オープンハウスが何社も集中していて、全部は見に行けないので外観の好みで数社に絞って行きました。そのうちの1つがカントリーヴィレッジさんでした。まずデザインに好印象。シンプルモダン好みだった私たちが見学してすぐ『いい家だな』って感じるほどイメージにぴったりでした」
奥さまは、朝日社長が全然営業してこないことをとても気に入っていたそうです。
「ほかの会社は、自分たちのいいところを盛んにアピールするのですが、それが価値観を押しつけられている感じがして嫌でした」
カントリーヴィレッジでは、オープンハウスを実施しても、朝日社長から「お名前とご住所をお書きください」と強制することはないそうです。
朝日社長も、「真剣に考えている方は、オーラのようなものが出ています。昔はそこにグイグイと営業に行っていたのですが、ある時自分の押し売りみたいになっているなと感じて積極的な営業を止めました」と言います。
「名前を書いたのは、確かカントリーヴィレッジさんの事務所にお邪魔したときが初めてでした」とTさん。
プランの打ち合わせで何度か事務所に通ううちに「朝日さんだったら信頼できるんじゃないか」と夫婦で意見が一致し、「じゃあここにお願いしよう」と決めました。
ちなみに、プランまで作ってもらったのはカントリーヴィレッジだけ。ハウスメーカーには行ったものの、「広告費をたくさん使っているぶん、それが住宅価格に反映されていて高いのでは」という思いもあり、地元工務店の中から選ぶと最初から決めていました。
老後も考え寝室は1階にこだわる
いろんなオープンハウスを見て回る中で、Tさん夫妻はシンプルモダンよりも要所要所に木を使って温かみを感じさせるナチュラルモダンのスタイルに惹かれるようになりました。プランはどんな希望があったのでしょうか?
「間取りで重要視したのは、寝室を1階に持ってくることでした。最初は既存のガレージがあったのですが、ガレージを撤去することになって、それなら寝室を1階にできるのではと相談したところ、朝日社長から『できるかもしれない』ってやってくれました」
朝日社長は、「2階でもいいですってTさんに言っていただきましたが、プロとしてそこは妥協したくなかったんです。敷地面積の制限から、駐車スペース確保のために考えを重ね、玄関を斜めに向けるなど、難易度の高いプランになりましたが、なんとかやりきってT様のご希望を実現しました」。
Tさんは、年を取って2階に上がらず1階の和室で過ごしている方を見聞きしていました。上に寝室があっても物置状態になっている家も見たことがあるそうです。多くの人は、一生に1度しか家は建てないもの。プランもじっくり考えて無駄がないようにしたかったので、1階の寝室にこだわりました。
1階はLDKとユーティリティー、浴室やトイレがあります。そして夫婦の寝室と客間の和室が。2階はTさんの書斎と子ども部屋が2部屋あります。
Tさんは2階の書斎で仕事をすることも多いそうですが、奥さまはほぼ1階のみで生活しています。今は2人暮らしですが、将来子どもとコミュニケーションがとれるようにと考え、リビング階段もオーダーしました。キッチンから子どもが部屋に上がる様子が見えることが安心につながります。
キッチンと玄関の間は回遊式動線に
LDKまわりの動線は、朝日社長と話し合いを重ねながら変更しました。実際に建てたプランは、キッチンからユーティリティーに進み、洗面化粧台を通って玄関ホールに抜けられ、キッチンから玄関ホールに直接進むこともできる回遊式動線になっています。しかし、当初はパントリー(食品庫)を大きめにしていたのでそこで行き止まりとなって回遊できないプランでした。
既製品だと収納方法に柔軟性がないため、造作で備え付けの棚をあちこちに作ってもらいました。夫婦共働きで家事にかける時間が限られていることもありますが、モノを見せない収納がスッキリしていて良いと思っていたからです。
性能面では、十勝ツーバイフォー協会に所属し、高性能な家づくりを進めている朝日社長を信頼してお任せしました。外壁はツーバイシックスのスタッド間に高性能グラスウール140mmを充てん。さらに付加断熱として硬質ウレタンボード30mmを施工しています。日が当たりにくい東面と北面の窓ガラスはトリプルガラスにして断熱性能を強化。換気も、第1種熱交換換気で、冬は暖房で暖められた室内の熱を外に逃がしません。これらの工夫で、冬の暖房費はかなり抑えられるはずです。
Tさんは家づくりについて振り返り、「土地に費用をかけなくて良かったので、家づくりに予算を配分することができましたし、朝日さんとの打ち合わせも充実し、だいたい思い通りにできたと思います」とにこやかに話してくれました。
後悔しないように自分たちで徹底的に調べる
シックな黒いアイテムでまとめたキッチン。黒のかっこいいダストボックスは、KEYUCA arrots ダストボックスII
Tさんは、これから家づくりを考えている人に対して、こんなアドバイスをしてくれました。
「性能面や専門的なことでわからないことは朝日社長にお任せしましたが、自分たちで調べられることは徹底的に調べて後悔しないようにしました。確かに細かいことまで調べると疲れます。実際、嫁は一生懸命すぎて、一時燃え尽き症候群みたいになっていました。でも、住んでから絶対に良かったとわかることもあります。照明やクロスは自分たちでサンプルやカタログを取り寄せて決めました」
奥さまは、掃除しやすいことにこだわりました。ロボット掃除のルンバを活用することは最初から考えていましたが、階段下にルンバが自動的に戻って充電できる「ルンバ小屋」を付けることを提案したのは朝日社長でした。
また、ちょっとしたデッドスペースに、「ダイソン」のスティッククリーナーがきれいに収まる収納も造作。キッチンのレンジフードは、フィルター掃除しやすい形状のものを奥さまが選びました。
Tさんご夫妻のお気に入りは、壁掛けテレビのあるリビング。「55インチを選びましたが、もっと大きくても良かったかな」というぐらいお気に入りの場所です。
休みの日は夫婦揃ってスポーツを楽しむというアクティブな側面も。体疲れて帰ってきても、居心地の良い空間が待っているというのは嬉しいですね。
後悔のない家づくりは、信頼できる住宅会社の担当者に出会うことが大切なのかもしれません。Tさんは、面倒がらずに何十社も回ることで朝日社長に出会うことができ、その後もじっくり話し合いを重ねて自分たちで細かいところまで調べるなど、妥協しなかったことで満足のいく家づくりができたのだと思います。
モダン系住宅に関心のある方はこちらのコラムもおすすめです。
参照:モダン系住宅30選(札幌・旭川・帯広・函館)
2020年09月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。