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札幌市東区にモデルハウス+宅地分譲/協栄ハウス ※公開は終了いたしました


札幌・千歳・恵庭・苫小牧などで年間約50棟の戸建て住宅を建てている株式会社協栄ハウス。高断熱・高気密の省エネ住宅に、全室低温水床暖房を組み合わせ、自由設計の注文住宅で顧客のさまざまな要望にも応える点、そして土地情報も提供できる点が人気で、近年は本社のある千歳だけでなく、札幌圏でも受注を伸ばしています。


協栄ハウス公式サイトの土地情報欄

協栄ハウス公式サイトの土地情報欄


協栄ハウス公式サイトの土地情報欄には、札幌市内の土地情報も数多く掲載されています。今回はその中から、札幌市東区東雁来13条2丁目の分譲地にオープンしたモデルハウスを取材しました。

顧客の要望に合わせたプランを提案

協栄ハウスは自由設計の注文住宅が特徴の一つなので、このように「北欧」「インダストリアル」など、住宅のテイストや雰囲気は顧客の要望に合わせ営業・設計担当者がプランを提案しています。

今回取材に伺ったのは、協栄ハウスが得意とする「全室低温水床暖房システム」「外壁スクエア形状」などが特徴の「WORTH HOUSE」(ワースハウス)。その中でもスキップフロアのプランニングとなる「2ND STEP(セカンドステップ)モデル」です。



外観はスクエア形状でシンプルモダンな雰囲気です。外観からは5層のスキップフロアになっているとは想像もつきません。



1階のLDKは対面キッチン。シックな色使いのインテリアで、足もとがほんのり暖かく、裸足で歩きたくなる空間でした。



このモデルハウスは延床面積が約31坪。特に札幌圏は土地価格が高騰している中、限られた面積の中で、いかに快適な暮らしを実現するか、その選択肢の1つとしてスキップフロアになっています。

リビング階段の右横には、ダウンフロアになった部屋が見えます。



中は、半地下のようになった4.5帖の洋室です。ちょっとした“おこもり感”あるスペースで、お子さんのプレイルーム、客間など、さまざまな用途に活用できます。



リビングから階段を上がると中2階がホールになっています。



洗面室と脱衣室のほか、浴室があります。1階は玄関ホール、LDK、客間、脱衣所、お風呂、トイレなど配置したい部屋が多くなりがちで、狭小地だとどれかを2階に移す、もしくはそれぞれの空間を小さくする、という選択が必要になります。

しかし、このプランの場合、半地下の洋室の上に、脱衣所や洗面、お風呂を中2階に配置してあるので、1階にゆとりを確保できます。また、中2階は1階と2階のどちらからも行きやすく、生活に便利な動線が実現できます。



2階には主寝室や子ども部屋があります。



2階の上にはロフトが。梯子で上るロフトと違い、階段で行き来がしやすく、6帖と広めです。プロジェクターで壁に映像を投影すればホームシアター、書棚を設ければ書斎に。趣味部屋などにも使えます。



こちらはモデルハウスの5層構造のイメージ図。1階から2階に上がる階段の段数は、通常の2階建てと同じ段数です。

モデルハウスで体感するオリジナル床暖房



寒冷地北海道で、人気の暖房設備が床暖房です。寒くなりがちな足もとが暖かい、室内に暖房機が必要ない、といったことから多くのユーザーに支持されています。

協栄ハウスは床暖房に早くから取り組み、自社オリジナルの「全室低温水床暖房」で実用新案登録も取得。オーナーさん達からは「暖かい!」「暑すぎず快適」といった喜びの声が聞かれます。「床暖房」のキーワード検索で協栄ハウスを見つけ、この床暖房にほれ込んで新築を依頼するといったケースもあるそうです。



そのオリジナル床暖房の効果は、モデルハウスで体感できます。

取材当日、外は最高気温が氷点下という厳しい寒さでしたが、床暖房を入れている1階リビング床付近の室温は27.6℃(写真左)。天井付近も27.9℃(写真右)あり、測定時の温度はむしろ少し暖かすぎるくらいですが、足元と天井の温度差が非常に少ない点が特徴です。

その仕組みについて、営業部の板東達哉係長に詳しくお伺いします。

低温水利用で省エネ効果あり



最大の特徴が、暖房に低温水を使っていることです。一般的な床暖房は、住宅の基礎付近に施工されており、通常60~70℃程度の温水で暖房します。一方、協栄ハウスの床暖房は、床下すぐに配管が施工されています。そのため、室内に熱が伝わりやすく、配管内の温水の設定温度はわずか40℃前後。お風呂と同じぐらいの湯温で、一般的な床暖房と比べて加温にかかるエネルギー消費量が少なくすみます。

温水を作る給湯器の熱源は電気、都市ガス、プロパンガス、灯油のいずれにも対応しています。



クローゼットの中では、配管の敷設の様子を見ることができました。

家じゅうの床下に張り巡らせた架橋ポリエチレン管は、各部屋、エリアごとに、つなぎめナシの1本で施工しているので、液漏れの修理などで床を剥ぐリスクがありません。

部屋ごとにコントロールできる仕組み



温水の配管経路は、部屋や家の中の場所ごとに独立しています。階段などを除けば、家全体の9割ほどに床暖房が入っています。玄関も床暖房が入っているので帰宅時に濡れて、冷えていた靴も朝には乾いて暖かいので快適です。



板東達哉係長によると「床暖房の温度は各部屋ごとに設定でき、サーモセンサーが室温を検知し、設定温度に応じて自動で稼働と停止を行います。人がいない部屋の床暖房をオフにする、暑がりの家族がいる部屋は設定温度を低くするなど、設定が細かく変えられるので、無駄な運転を少なくして、さらなる光熱費削減が図れます」と説明してくれました。



こうした床暖房の効果が発揮できているのは、高い気密性・断熱性があってこそ。

協栄ハウスは、2006年に外壁に33センチの断熱材、木製三層ガラス窓、ヒートポンプシステムと熱交換換気など様々な省エネ技術を投入した「無暖房」への実験住宅に取り組んだり、省エネ・環境問題の延長線にあるZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)や、千歳科学技術大学と連携した室内環境の測定・検証など、住まいの省エネ・室内環境の改善などに住宅業界の中でも先進的に取り組んできた企業です。

建てていく過程を楽しめる家づくりを



最後に、板東係長に家づくりに対する想いを聞きました。

「良い家を建てるのはもちろんですが、お客さまには、打ち合わせなどを通して建つまでの過程を楽しみながら家づくりをしてほしいという想いで対応しています」。

また、入居後の確定申告や税金、給付金の申請などについても「スタッフ全員が常日頃から勉強していて、各種書類関係の作成や申請などをお手伝いできる体制を整えています」(板東係長)。

協栄ハウスは、家が建つまでの過程をはじめ、住み始めてからの暮らしをサポートしてくれる心強い存在です。

カメラ:スタジオスーパーフライ 大道貴司


2023年02月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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