~性能、デザイン、暮らしやすさを備えた北広島の平屋~
2023年3月に開業した北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールド HOKKAIDO」で注目を浴びる北広島市。その5年前の2018年、共働きのYさん夫婦は、北広島市の利便性の良い住宅地にリビングワークの設計・施工で将来を見据えた平屋の家を新築しました。ご主人みずから50通りもの間取りを考え、リビングワークと相談しながら作り上げていったお宅を取材します。
JR駅から徒歩圏内。南向きの角地に立つ平屋のお宅はシンプルな長方形で、鋼板瓦の無落雪屋根と外壁がシックなカラー。5本の柱が並ぶ縁側のような軒下空間と木目調の玄関回りが温かみを添えています。
玄関ドアは超高断熱タイプ
Yさんご夫婦の住宅づくりの大きなポイントは、エネルギーをムダにしないように、気密性と断熱性を高めることでした。そこで玄関ドアに選んだのが、YKK AP「イノベスト」。逃げる熱を大幅に減少させる超高断熱タイプです。
玄関を入って正面右手には、帰宅してすぐに手が洗えるよう、「ただいま手洗い」として洗面台を設けました。シンプルな洗面のアクセントになっているのが、豊富なカラーを組み合わせて選べる名古屋モザイクの「コラベルタイル」。お洒落なブルーは奥様のセレクトです。
「ただいま手洗い」はその後のコロナ渦でも大活躍。いまは小さなお子さんの手洗いが楽しい習慣になったそう。
洗面台左手のホワイトのドアはトイレ、洗面台右側の引き戸の先はLDKです。「家全体をワンルームのようにして使いたい」と間取りを考え、広いLDK空間が誕生しました。
明るく開放的なLDK
住まいの中心となっているのが、南側の窓から光が差し込む明るく快適なLDK。空間を仕切りなくつなげているため開放的で、使い勝手も良いのが特長です。
勾配天井の梁に可動式のライト
夕方から夜に活躍する照明もひと工夫。Yさん邸は天井高のある勾配天井のため、メンテナンス性に配慮して埋め込み式は避け、梁の下にライティングレールを設置して可動型のライトを採用しています。
気密性が世界トップクラスのテラス窓を採用
庭に面した南側の窓は、天井のすぐ下から床までの高さがある大開口スライディング窓です。窓の外部に縁側を造ることや、窓の開けやすさを考慮してYさんご夫妻が希望されたのが引き戸タイプにすることでした。
家が完成したあとにYさんが材料を買ってDIYした縁側(ベランダ)は、庭への出入りにも便利です。
一般的に、引き戸より開き窓の方が気密性は高くなりますが、リビングワークは気密性能が開き窓並みの高レベルを誇るトリプルガラス樹脂サッシを紹介。採用されたのが、「省エネ建材等級」で最高レベル、世界でもトップクラスの性能と言われるYKK APのAPW430シリーズでした。「軽く開け閉めできて、ピタッと吸い込まれるように閉まるんです」。奥さまも満足そうに話します。
ダイニングテーブルはキッチン正面に配置。配膳や後片付けがしやすく、合理的でスムーズな動線になりました。
キッチンには背面収納に加え、奥にL字型に2面の棚を造作したパントリーを設けています。
オープンシェルフでディスプレイを楽しみながら、シンクの手元や収納がリビングダイニングから隠れるレイアウトは、フルタイムで働く奥さまにとても好評。急な来客などの際にもパッと片づけができます。調理器具は、鍋やフライパンが三つ置けてお料理がしやすいパナソニックのトリプルIHを採用しています。
1台のエアコンで真冬も快適
暖房は、リビングの一角に設けた造作のフリーカウンター上にエアコンを設置。この1台で家全体を快適に暖めます。「リビングワークさんからエアコン暖房の提案を聞いたときは、大丈夫かしらと半信半疑でした。でも、エアコン1台暖房のオープンハウスを訪ねてみるととても暖かく、これなら行けるだろうと実感しました」と奥さまが振り返ります。
また室内換気は、暖房熱を回収しつつ常に空気をクリーンに保つ機械給気・機械排気のドイツ製・第一種熱交換換気を採用しています。
子ども部屋は将来2室に仕切れるように
LDKに続く9畳ほどの洋室は子ども部屋。将来は仕切れるように二つの引き戸も設けています。テントは保育園に通うお子さんお気に入りのスペースです。
天井の奥には、開閉式でハシゴを収納してあり、このハシゴを登ると、三角屋根の小屋裏スペースを利用した収納に。季節で入れ替える物などをたっぷりとしまえます。
タイミングを逃さず家づくりをスタート
実は、お宅を取材したのは、まだご夫婦ふたりだった2018年の引越前に次いで今回が2度目。改めて住まいづくりへの思いや、5年を経た今の住み心地についてお聞きします。
家づくりを決めたきっかけは?
ご主人 元々、家を買おうと考えていた頃に北広島市で新球場誘致の動きがあったので、今のうちに、と土地探しを始めました。北広島は、新千歳空港にも札幌にも近くて便利ですし、ここは近くに緑地があって、一区画の敷地が広い角地だったのであまり迷わず決めました。
奥さま 入居後に生まれた子どもは、今は保育園ですが、小中学校に近いことも、気に入った理由のひとつです。
平屋を希望された理由は?
ご主人 将来のことを考えたからです。実家や職場のOBの方から「子どもが成長して家を出ると、階段を上るのもおっくうになって、2階は使っていない」という、リアルな声を聞いたので。
奥さま 子どもが生まれて実感したのが安全性。平屋では、階段から落ちる心配がありませんから(笑)。ちなみに、耐震性も、消防署や警察署の建物並みの高さという、耐震等級3にしました。
ご主人 リビングワークさんにプランの希望を具体的に伝えるために、iPadを使って図面を50通りくらい描きました。ボクのプランを尊重しながら、とても使いやすい平屋に仕上げてくれました。
暖房熱源と光熱費について教えてください。
奥さま エネルギーを効率的に使おうと、オール電化で給湯はエコキュートを選びました。光熱費は、23年の料金プランをエネとくスマートプランへ変更する前だったこともあり、さすがにピークの1月には5万円を超えましたが、2月分からは政府の補助が始まって、前の年よりも安くなり、3万円ちょっとで済みました。この金額は、暖房・給湯・一般電灯を含む光熱費すべてです。
エアコンは10月中旬頃から5月中旬頃まで常時暖房運転、夏の7月頃から9月初旬頃までは常時冷房運転していて、ON/OFFを繰り返すような使い方はしていません。
会社の同僚もリビングワークで家づくりをしているとか・・
奥さま 友だちが遊びに来ると「おしゃれだね」と褒めてくれます。光熱費が安いことは友人にも紹介します。
ご主人 新築を検討中の同僚に「どこで造ったの?」とときどき聞かれます。リビングワークさんを紹介して、数家族がすでに新居に暮らしているようです。ボクたちも安心しておすすめできました。
家計にも環境にもやさしく、快適でおしゃれ。希望をすべて叶えた住まいが、ご家族の暮らしを温かく包んでいます。
2023年11月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。