リビングワークが手掛けるのは、高気密・高断熱で、夏涼しく冬暖かい住まい。"我が家らしさ"を追及したインテリア計画にも定評があります。同社は2018年、コンセプト住宅「YELL(エール)」を発表。優れた住性能はそのままに、自然素材にこだわった「エール」の魅力について、同社設計室長で設計プランナーの三好賢太さんにお話をうかがってきました。
「ママが主役の家づくり」で暮らしやすくおしゃれな住まいを(三好賢太さん)
エールのコンセプトについてたずねたところ、「第一に「エール」には生活のすべてを上手に楽しむ暮らしを応援したいという思いが込められています」と三好さん。
「第二に「エール」は子育て世代のママに人気のナチュラルテイストがベースになっています。1階リビングは自然素材にこだわり、床材にはナラの無垢材、壁には自然素材の塗壁を採用しています(キッチンの背面も塗壁)。本物にこだわることで、より心地良い空間に仕上がりました」。
リビングは家族が一番長く過ごす場所だからこそ、大切にしたいポイントです。様々なインテリアとミックスさせやすいナチュラルテイストは、アクセントクロスや雑貨との組合せも好相性。ママ好みのおしゃれな空間づくりに適したナチュラルな雰囲気が魅力です。
続けて「これまでも共働きファミリーが暮らしやすい「家事が時短できる家」など、機能的で、かつオーナーの個性を反映した住空間を提案してきました。「エール」もそうした根っこの部分は変わっていません」と三好さん。
キッチンは多くの時間を過ごすスペース。台所に立っていても、家族とのコミュニケーションを図りやすいオープンな対面式で、ダイニングから家族が配膳や片付けを手伝いやすいカウンターを設けています。
キッチン横には洗面・脱衣室が続いており、台所仕事の合間でも洗濯やお風呂の掃除がスムーズにできる機能的な動線。
洗面・脱衣室には一間幅(約170cm)の鏡を設えた洗面台を造作。ママがドレッサーとしても使えるよう、広いカウンター下には椅子を用意。朝の身支度で混み合う時間でも、家族が並んで使うことが出来る余裕の広さです。シンク下の収納扉には把手を付けず、指をひっかけられるよう内側上部は下がり加工が施されており、デザインにもこだわりが感じられます。
玄関ホール壁面にはピクチャーレールを設置。子どもが描いた絵やメッセージカード、写真など、家族にとって特別な作品や思い出を飾ることができ、「プライスレスな表現の場」として提案しているそう。季節のイベントごとにディスプレイを楽しむなど、家族の気分を上げてくれるエール(応援)の一つでもあります。
高断熱・高気密。スペックの高さはそのままに
リビングワークの家は、1台のエアコンで一年中快適に過ごすことができる高断熱・高気密住宅。こちらのモデルハウスはグラスウール105mmの充てん断熱に加え、付加断熱に75mmスタイロフォーム、換気に第一種換気システム、全窓にトリプルサッシを採用。札幌版次世代住宅スタンダード基準を満たすUA値(断熱性能)0.28、C値(相当隙間面積)0.4の数値を誇る長期優良住宅です。光熱費が抑えられるエコで省エネな住まいとしての側面もまた、家計のやりくりを応援する「エ―ル」につながっています。
思い思いの要望をオプショナルに叶えてくれる「エ―ル」
コンセプト住宅「エ―ル」は、予算や希望に合わせたプラン展開が魅力。コンパクトな基本形から、様々なプランをつくることが可能です。
例えばリビングの吹抜。この家では、吹抜空間に加え、ホワイトに塗装したアイアン製のさらし階段もプラス。階段室を設けず吹抜部と連続させることによって、室内はより明るく、大らかな印象に仕上がっています。
リビングドアに使われたオーダーメイドの親子ドアもその一つ。ブラウン塗装の天然木にチェッカーガラスをあしらったデザインは、重厚感に加え、どこか懐かしく温かい雰囲気。ブラックの取手や蝶番が良いアクセントになっています。
2階ホールの一角には多目的に使えるカウンターを用意。モデルハウスでは家族共有の書斎コーナーとして提案しているそう。採光とプライバシーに配慮した窓の配置にも注目です。
2階子ども室。居室の配置や大きさも希望に合わせて設計が可能。家族の人数や収納の大小によって、暮らしやすい空間が叶います。
間取りはもちろんのこと、窓の高さや大きさ、コンセントの位置、造作による棚や家具の製作など、細部まで丁寧に希望をくみ取るリビングワークの家づくりは、コンセプト住宅「エール」でも健在です。
コンセプト住宅「エール」は、延床32坪(総2階建・カーテンや照明込・諸費用別途)税込で、本体価格2,100万円~2,200万円をベースに展開。セミオーダーのような感覚で、上記のようなプラスの要望も、予算に応じて様々なプランを提案してもらうことが出来ます。
ママの嬉しいを追及した動線の良さや、おしゃれな洗面化粧台、素朴なインテリアが似合う塗り壁や無垢材の心地良さは、"おうち時間"を大切にするご家族に人気です。
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記者の目
「家づくりで一番大事なことは、作り手がお客様のイメージをより多く共有すること」と語る三好さん。自由度の高いコンセプト住宅「エール」の原点は、オーナーの希望に寄り添う真摯な姿勢にありそうです。それぞれのオーナーならではのエール(応援)が、どんな風に形になるのか、今からとても楽しみです。
2018年08月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。