Column いえズーム コラム

「土間」を活かした住宅まとめ


家づくりで「土間」を希望される方、増えています。

「土間」とは、家の中でも靴のまま入れるエリアのこと。「となりのトトロ」に登場するサツキとメイの家では「土間」に台所があり、まっくろくろすけがたくさんいましたね。昔の民家は土間が台所や作業場を兼ねる空間になっていたことも多かったようです。

現代の住宅でも、土間を広めに確保して、靴や傘、コートなどを収納するウォークインクローゼット(wic)を設置したり、愛犬の足洗場、大切な自転車やバイク置き場、薪ストーブの設置場所、リビングとつなげて開放的な空間を作ったりと、さまざまな土間空間が生まれています。今回は、さまざまな「土間」をご紹介します。


目次

「土間」の住宅事例(札幌市)リヴスタイル



玄関から続く大きな土間はCollaBox+Do最大の魅力。アウトドアグッズを保管・ディスプレイしたり、自転車をメンテナンスをするときの空間としても活躍しそう。他にも趣味のセミナーを開いて人を招いたり、お子さまの遊具を置いて遊び場にしたり・・可能性を秘めた自由空間です。土間から室内へは、リビングへ通じる階段と、トイレ・洗面所・お風呂に通じる廊下の2Wayアクセス。アウトドア用品のメンテで少し汚れても、土間からすぐ洗面やお風呂があるので、汚れを気にせずに思う存分使い倒すことができそう。

脱衣所には着替えを多めにストックしたり、洗濯物が多くても人目につかないように扉付きの広い収納スペースが確保されています。
土間と廊下の間にはシューズショップのようなディスプレイ棚もあります。

記事はこちら 広い土間で札幌の夏と冬を楽しむ「CollaBox+Do」

「土間」の住宅事例(札幌市)晃和住宅



札幌市のО邸。玄関を入ると、土間が左手に続いています。角が食品庫となっていて、曲がるといきなりキッチンです。流しや収納庫などはステンレス製。プロの厨房みたいですね。

「もともと飲食店で働いていたことがあるので、システムキッチンではなくてステンレスの業務用キッチンが使いやすいし、ずっと憧れでした」と話す奥さま。それなら、と土間スペースに業務用の厨房機器を中古で購入して設置しました。普段はOさんの帰りが遅いため、料理は奥さま、食器洗いは同居するお母さまが担当して子どもたちと夕ごはんを食べているそう。

「僕も料理するんですよ!」とOさん。「広さも奥行きもちょうどよくて、使い勝手も最高です」と、うれしそうに話します。「ステンレスキッチンだからサッと拭ける。出たゴミはそのまま床に落としてもいい。だって、下は土間ですから。最後にほうきで集めて捨てちゃうから掃除もラク。土間が濡れてしまっても、床暖房が入っているのですぐに乾いちゃう。もう、いいことづくめですね」

奥さま「土間スペースにダイニングテーブルを置いていますから、料理を出してすぐ食べられるし、片付けられる。行き来の手間がかかりません。コンロの左側には、大きな食品庫を造ってもらいました。冬の間も庫内は冷たいので、野菜など保存するのにとても助かっています」

ダイニングテーブル。リビングとキッチンの境目になっていて、キッチン側は土間になっていますが、リビング側は段差を上がって床板に座るかたち。クッションを床板に置いて座れば、ちょうど掘りごたつのような感じになります。


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「土間」の住宅事例(札幌市)SUDOホーム



最初は西側のバス通りに正面玄関を設けるつもりでしたが、人通りが多く車を出し入れしづらいため、東側の裏通りに駐車用のピロティと正面玄関を設けました。ところが、徒歩の場合だと裏通りから出ると、かなりの回り道。
結果、東西に2つの出入り口がある「通り土間」でつながるユニークな設計が使い勝手良く、重宝しています。

「買物に出かけるときはバス通り側から出たり、車のときは裏通りから出たり、その時々で使い分けられて便利です」と奥さま。庭への動線も2WAYです。土間からロフトへ上がる階段は、骨組みだけで構成されたスケルトンタイプ。踏み板は山小屋のように厚ぼったくならないよう、踏み板を繊細に細工しています。

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「土間」の住宅事例(小樽市)丸三ホクシン建設



一階は脱衣・浴室・収納空間のほかは、個室を設けずリビングダイニングを最大限大きく確保する間取りにしました。玄関から奥の壁際に設置されたペレットストーブまでは、土間空間が一直線に続きます。土間は、モルタルに炭を加え職人の手作業で施工。自然素材中心のナチュラルな室内に、シックな色合いが加わり、落ち着いた空間に仕上がりました。夫妻の要望でプランに加わった土間空間は、大きな窓からの暖かな陽射しのなかで、本を読んだり、ペレットストーブの炎を眺めて寛げるお気に入りの場所になりました。

リビングにいると、ご夫婦の好きな絵や雑貨で統一され、家全体の印象がすっきりしていることに気付きます。それには訳がありました。例えば、玄関の正面には木の格子戸があり、そこを開けると・・・シューズクロークがありました。そこには靴のほかに、キャンプ好きなご家族なので、シュラフやランタンなどさまざまなキャンプ用品が玄関そばに収納できるようにプランされています。こだわりのキャンプ用小物は、いつでも眺められるよう壁掛け収納にしています。こうした工夫で家の中が整理整頓できているのです。

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「土間」の住宅事例(札幌市)イネスホーム



「30歳前後で、まだお子さんのいないご夫婦を想定して設計しました。2人とも仕事を持っていて、おしゃれでアクティブで、自転車や山登りなどアウトドアが好きで、友達がよく遊びに来るようなイメージです」
正面には本物の水道管を支柱に使ったオープンシェルフ。
「最近、配管をむき出しにするようなインダストリアル系のインテリアが人気ですよね。そのテイストを取り入れました」と福嶋さん。
お気に入りの靴や、スポーツギア、ツールボックスなどを飾って楽しめそうです。
「玄関の土間も広くしています。自転車のメンテナンスやスキーやスノーボードのお手入れ、DIYなどもできますよ」
上がり框(かまち)には、手洗い用のボウルも取り付け、その場で手の汚れを落とせます。

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「土間」の住宅事例(札幌市)アシストホーム



1段下げた土間リビングでは薪ストーブを取り囲むように、造作のソファや窓際ベンチを設置。訪れた人は自然と腰を下ろしたくなる、そんなくつろぎ設計が魅力です。煙突の目隠しで採用したレンガ調の壁が天井まで届き、室内に、より高さと広さを感じさせます。壁に組み込まれた薪の備蓄スペースも、モダンなデザインとして部屋のインテリアに溶け込んでいます。

ストーブの開閉時に香るわずかな煙のにおいも愛しく感じてしまいそうです。薪をくべるひと手間も、家族の楽しい時間になりそうですね。

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「土間」の住宅事例(芽室町)カントリーヴィレッジ



十勝・芽室町の住宅会社・カントリーヴィレッジの朝日社長のご自宅です。1階はご両親の居住スペース。2階は朝日社長とご家族のスペースに分かれる玄関ホール。2世帯住宅で玄関を共有にすると、玄関の収納量も多めに必要になります。土間続きの玄関には、左右に靴や衣類などを収納できるクロークがあります。

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「土間」の住宅事例(中富良野町)藤井光雄工務店



玄関から入ると、吹き抜けのある土間とLDKが一体となった大きな空間が見渡せます。大きな土間には、デンマーク、morso(モルソー)製の薪ストーブがありました。設計施工を担当した藤井工務店の藤井光雄さんは「モルソーはデザインの良さも魅力ですが、薪ストーブの経験が無い人でも『焚きやすい』のが魅力です」と言います。薪ストーブは、炎を視覚的にも見ることができるので、暖かさを実感しやすい良さがあります。また、リビングやダイニングで寛いでいる時に、炎のゆらぎを眺めると、気持ちが安らぐなどリラックス効果もあると言われています。

土間には勝手口も設置。子どもが外遊びした後の衣類、庭のお手入れをするための長靴や作業道具、ご主人の趣味であるスキーや自転車などのアウトドア用品なども、勝手口から入って、土間で着替えて、手入れして、乾かしながら置いておくなど、屋外と屋内をつなぐ、使い勝手の良い空間として活用されていました。2階に行く階段も土間に設置。大工さんと相談して、娘さんがリビングから素足で渡れるように、台も用意しました。

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「土間」の住宅事例(札幌市)三五工務店



「家の中と外がひと続きになったような、オープンな空間」を目指したkita35。確かに、玄関からフロア、ウッドデッキまで段差の無いフラットなつくりは、家でありながら外とのつながりを感じさせる。京町家のような構成を採り入れた「通り土間」もそうだ。まるでリビングとダイニングの間を流れる川のように、タイル床の土間が続いている。自転車も置けるしDIYもできる、庭のような使い方が可能だ。

例えばハワイでは、同じ室内にサンダル履きの人と裸足の人がいてサーフボードを持ち込んだりもする、そんな大らかさをこの家は持ち併せている。

自由な設計を実現するために、今回は最新の断熱技術が投入されている。積雪が多く寒冷な札幌の冬に、大きなガラス張りの空間から太陽エネルギーを取り入れるガラス開口部の技術や暖房方法、そして住宅全体の断熱性能などだ。新住協代表で室蘭工業大学の鎌田紀彦名誉教授の意見も仰ぎながら、壁の断熱材は35センチもの厚さに施工(外側24.5センチ、軸間10.5センチ)。さらにキマド社との協働による「木製クワトロ(4重)サッシ」を採用した。

三五工務店が企画型住宅において断熱の標準とするQ値は1.0W/m2・Kだが、このkita35ではなんと0.675/m2・Kの数値 を実現。性能までも、次世代クオリティーを実現させた形だ。

記事はこちら 家はどこまでくつろぎを演出できるか!提案型住宅kita35の挑戦/三五工務店

「土間」の住宅事例(石狩市)笠井啓介建築研究所



玄関ホールです。奥行き8メートル近くある長い土間と、高さ約5メートルの吹き抜け空間が広がります。友人・知人が訪れるとまずこの玄関ホールで驚かれるそう。

スケルトン階段が空間をより解放感あるすっきりした印象にしていますが、階段の踏み面は無垢材で、空間を無機質過ぎないナチュラルな風合いにしています。

屋外のテラスと室内の土間空間は、床面が同じ高さ、素材感。幅約6メートルの大きな窓で隔てられているといっても、まるで土間とテラス、室内と屋外が一体になったような広がりを感じます。家族みんなのお気に入り空間です。

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2020年02月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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