札幌市中央区の築20年のマンションで暮らすKさんは、奥さまとお子さん2人の4人家族です。
Kさんは約30年にわたり、Tシャツやトレーナーといったビンテージアイテムを集めています。今回のリノベーションでは、大切なコレクションを住まいの一部に取り組み、より彩りある豊かな暮らしを実現しました。
設計・施工を手掛けたのは、三五工務店をはじめとする「北海道の暮らしを豊かにする」をビジョンに掲げる35GROUPのリノベーション部門です。オーナーの希望に寄り添い、最適なリノベーションを提案することで、住み継いでいくための価値を高めるとともに、自然素材を生かした空間づくりを得意としています。
Kさんのマンションは、木をふんだんに使った、趣味を心地よく内包する空間に生まれ変わっています。
それでは、室内を拝見していきましょう。
コレクションを日常の風景として楽しむストックヤード
玄関に入ると、右手には子ども部屋などの3つの個室があり、左手にはトイレやユーティリティーといった水回りがあります。
廊下の突き当りに新しく設けられたのは、「コレクションを日常の風景として楽しみたい」というKさんの希望を形にしたストックヤードです。
セレクトショップのようにコレクションをディスプレイできる「見せる収納」です。
Kさん 10代の頃に古着ブームが到来し、少し古いデザインが自分好みで、すっかりのめり込んでしまいました。以前は、収納の奥に眠っていたアイテムをストックヤードで日常的に眺められるようになったのがうれしい。
もともと廊下だったスペースを取り込み、壁や天井を道産カラマツの針葉樹合板でラフに仕上げています。玄関ホールとLDKの両方から出入り可能で、家の中を回遊できる便利な動線もできました。
ビンテージなインテリアに似合う、木の質感が心地よいLDK
以前は、和室だったスペースを取り込んで広いリビングに。
床にはマンション用の遮音性のある無垢フローリング、天井には道産カラマツの針葉樹合板と、アクセントに付梁を採用。木の質感が叶い、心地よい空間になっています。
窓下の収納は既存の天板を再利用して、室内の色味に合わせて塗装し、造作扉を付けています。
歳月を重ねたインテリアと木の空間を引き立てる造作家具が調和する内装に仕上がっています。
木の空間に合わせてデザインされたキッチン
キッチンは木目がきれいなウッドワン製を採用し、背面にはジェードグリーンのタイルで落ち着いたアクセントをプラス。キッチン裏手のストックヤードにアクセスできる出入口を設けています。
玄関→ストックヤード→LDKをつなぐ回遊動線になっていることで、家事効率も暮らしの快適さもグンと上がりました。
キッチン横にある既存のカウンターは、天板を塗装して子どもたちのワークスペースとして再活用しています。リメイクする部分と残す部分を吟味することで、新しい価値を生み出しています。
住まいづくりについて、改めてKさんに伺いました。
Q リノベーションを選んだ理由は?
A ビンテージコレクションが映える木の家に憧れ、最初は戸建ての新築も検討していましたが、土地探しやパートナーとなる住宅会社選びが難航する中で、5年半暮らしてきた今のマンションの利便性や行き届いた管理体制、山並みを望む景観の良さといった魅力を再認識したんです。
一からつくり直すことが難しい好環境を手放すことなく、『今の住まいを自分たちに合わせて作り変える』リノベーションを選ぶことにしました。
Q 35GROUPのリノベーション部門に依頼した決め手は?
A 自分たちが現在のマンションに感じていた価値を尊重し、それを生かした提案をしてくれたことです。診断によって既存の高い断熱性能や構造の良さを確認し、無駄な改修を省いて意匠や機能の向上に注力するプランを提示してくれました。住み慣れた環境を生かしながら、理想の木の空間を実現できると感じたことが決め手になりました。
Q リノベーション後の住まいの感想は?
A コレクションを受け入れる器が整ったことで、趣味がさらに楽しくなりました。リノベーションから約3年が経ちますが、今も好みのインテリアを探しながら、家族とともに深みを増していく空間を満喫しています。
時を重ねたモノたちが木の空間に自然となじむ、家族の日常を彩る住まいとなったK邸。これからもお気に入りのインテリアを少しずつ加えながら、Kさん一家らしい味わいを深めていくことでしょう。
2026年10月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。