タイミングが合えば家を建てたいと考えていたIさんご夫婦。偶然にも以前住んでいた住居の近くに土地を発見し、生活圏を変えることなく理想的な住まいに移ることができました。窓が大きく開放的な空間には、こだわりと家族を大切にする思いが詰まっています。
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家づくりは信頼できる住宅会社選びから始まる
Iさんご夫婦は3年ほど前からご自身の年齢や、お子さんの成長の節目で家づくりをしたいと考えていました。何をどうすればよいか分からず、とりあえず住宅会社を3、4社回ってみたものの、しっくりきません。「家を建てる相談をすると、必ずと言っていいほど新しいシステムや設備を勧めてくるのが気に入らなかった」と言います。最新のシステムや設備が良いことは理解しているものの、「それが自分たちの家に必要な物なのか」という疑問を解消するには至らなかったそうです。
何かを売り込もうとする会社が多い中で、プラスワイドは「パネルヒーターや床暖は必要か」という質問に対し、「断熱・気密性能を高めることで、大がかりな暖房設備がなくても十分暖かくできる。だからFFストーブ1台で十分」など的確なアドバイスをしてくれました。それが信頼に繋がり、プラスワイドとの家づくりが始まりました。
家づくりに求めたのは、自分たちにマッチしたテイスト。
『シンプルでありながら、さりげなくセンスが光っている』などイメージに合う家をSNSで見つけて清水社長に見せ、お互いにギャップが生じないよう何度も話し合いました。こだわりが詰まった家は2019年3月に完成。入居してから1年経過しましたが「とても満足している」と喜んでいます。
機能性とデザイン性の両立が住みやすさにつながる
さて、Iさんのお宅をご紹介しましょう。
300角タイルが敷き詰められた玄関ポーチは、カーポートほどの広さが取られています。壁面には自転車のロックを通すためのポールを設置し、自転車置き場として使える工夫がしてあります。
玄関正面には、シューズクローゼットがセットされています。家に入ったときに靴が見えないよう扉が設置されているのがポイントです。
玄関は床暖なので、雪で冷えた靴を暖めながら乾かせます。個室のトイレには補助暖房としてパネルヒーターがあります。見せてもらった大工さんのお宅をヒントに、手洗い場はトイレ付近に独立して設置。一見収納に見える扉を開くとボイラーが隠されているなど、「見せる」収納と「隠す」収納をうまく取り入れています。
ライフステージに対応した工夫
旦那様の希望により吹き抜け天井は高さを取っています。リビングの大きな窓から日差しが差し込み、夜には天窓から月が顔をのぞかせます。
「家を建てたことで、家族がバラバラになるようなことは避けたかった」と言う願いから、子ども部屋や寝室のある2階に続く階段はリビングに設置されています。また、リビングの隅に宿題などができるスペースを設けるなど、家族が同じ場所で過ごせる配慮が。
和室の壁や天井を日本的な色使いとすることで、リビングとの一体感を残しつつ和の風情を演出しています。クローゼットの扉を外せば仏間として使えるなど、ライフステージの変化に対応した造りです。
テーブルやテレビボード、キッチンや浴室の収納などは、プラスワイドが造作しました。キッチンの床は、湿気や水に強いクッションフロア。木目調デザインを採用することで違和感のない仕上がりになりました。室内と家具の色合いやデザインに統一感を持たせることで、Iさんご夫婦の希望であるシンプルでナチュラルな雰囲気を醸し出しています。
機能と心地よさが融合したリビング。キッチンは家の心臓部
「キッチンは家の心臓部」という奥さま。使いやすさや料理の運びやすさはもちろん、デザインにもこだわりました。最初はオールステンレスのシステムキッチンの購入を考えていましたが、造作にした方が希望通りの収納やレイアウトを実現できるうえに安くなることがわかり変更。キッチンの手元が見えないように造作カウンターで隠すことも考えていましたが、「少し見えている方が整理整頓しなくてはならないという気持ちになれる」との理由からアイランド式の開放的なレイアウトにしています。
シンク下や壁側の収納は、あらかじめ何を収納するかを伝えて大きさを決めているため、既製品よりも格段に使いやすくなっています。食器やグラス、瓶などがバランスよく収納されていました。
共働きなので、家事の効率化はとっても大事。奥さまも、張り切って整理収納を考えました。
2階は洋間(12畳)と寝室(10畳)の2部屋。洋間は子ども部屋で、新しく家族が増えた際は、中央で仕切って2部屋として使うことができます。断熱・気密性能が高いため、リビングに設置された灯油FFストーブ1台でほぼ全館暖房を実現しました(玄関、トイレなど一部除く)。以前の家では月に2万円ほどかかっていた灯油代が5、6千円も削減できるなど、快適性と経済性を両立させました。
美容師である奥様はインテリアにこだわりを持っており、以前勤務していた美容室に似せた無垢フローリングと塗り壁は必須条件だったそうです。現在は独立開業して、新居の隣に美容室「MUKURI」が併設されています。
植物が多いのもIさん宅の特徴です。フローリングとの相性も良く、自然なぬくもりを感じます。壁や棚の数々のディスプレイは以前からのお気に入り。いつか家を建てたときに置きたいと思っていた家具が新居にマッチしたり、友人からもらった小物を飾るなど、好きな物に囲まれて生活する喜びを感じているそうです。
Iさんは家づくりを振り返り、「希望する建材やプランで予算をオーバーしそうな時は、すぐに代替案を示してもらえるなど、とても親身な対応でした。仕事が終わった後に打ち合わせをすることが多かったのですが、夜遅くまで対応いただき、とても感謝しています」と、プラスワイドを選んだことにとても満足しています。
記者の目
Iさんのお宅は、お気に入れのインテリアに囲まれている楽しさや、お子さんの成長など、ライフステージに合った工夫に富んでいました。それにはプラスワイドのアイデアも大きく貢献しているようです。家族を第一に考えられたうえに、センス良くまとめられたお宅から、家づくりには機能性だけではなく、家族が楽しめる空間や、趣味を活かせるゆとりが大切なのだと感じました。
2020年03月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。