Sさまはご夫婦とお子さん3人の5人家族。
家族が増えて手狭になったこと、住宅ローンの返済年数を考えると「今でしょ」という感じ。いろいろなタイミングが重なり、マイホームを建てようと決意しました。
目次
Sさまご夫婦のご要望は…
1、限られた土地で室内をできるだけ広く見せたい
2、自分のことは自分でする、使いみちを決めたこだわりの収納を造作してほしい
3、床は無垢で、ご主人の癒しになる書斎スペースが欲しい
4、暖かくも光熱費が安い、長く暮らせる安心の我が家にしたい
ということでした。実際はどうなったのか、さっそくお家の中を案内していただきます。
吹き抜け×スキップフロアで空間に明るさと広がりを
Sさま邸のリビングです。1、 2階の窓は大きく、採光もばっちり。「吹き抜けにしたおかげで本当に明るくて、開放感も抜群です」と奥さま。
もともとは奥さまの祖母の家が建っており、解体して新築することに決めたSさま。土地の心配はなかったものの、限られた坪数で室内をどう広く見せるか考えました。そこで思いついたのが、スキップフロアで空間をうまく使うこと。確かに、収納スペースも増え、見た目もお洒落。お子さんの遊び場としても活躍しそうです。
収納は「決められた場所に決められたものを」
収納にはたくさんのこだわりが。まずはキッチンから。
砂糖や醤油、調味料を入れるニッチ収納は奥さまのご希望。その分キッチンカウンターの高さが上がったことで、目隠し効果もあるそう。「片付けはあまり得意ではないので、隠したいという気持ちもあって。一石二鳥です(笑)」
キッチンの背面収納にもご家族のルールがありました。低い位置の引き出しに、お子さんが保育園で使うお弁当グッズなどをしまう専用のスペースが設けてあります。「登園支度はできる限り子どもにさせています。早いうちから自立性を身に付けてほしいと思って。それに、子どもが自分で自分のことをきちんとしてくれると、私自身も楽ですから」
確かに、お子さん3人を育てながらの生活に追われるママにとっては、お子さんが率先して自分のことをやってくれると助かりますね。
こちらはユーティリティーのお子さん専用収納スペースです。1番上のお兄ちゃんが自分で登校準備ができるように、小物類の場所を決めて収納。忘れ物防止のための手作りのチェックリストにママの愛情を感じます。
居間に持ち込まないように、ジャンパー類をしまう場所も統一。収納場所がきちんと決まっていることで、家事の効率も上がったそうです。
水色のクロスに遊び心を感じる2階の子ども部屋。お子さんの成長に合わせ、間仕切りを入れて2つの個室に分ける予定です。
末っ子のお子さんが2階の夫婦の寝室を子ども部屋にしてもいいようにと、1階に予備のお部屋を確保。ご夫婦の寝室として使えるように考えています。
お子さんの衣類などを収納する3畳の専用クローゼットをつくり、あえて子ども部屋に収納を設けなかったことで、遊び場スペースがぐんと広がります。
ご主人の疲れを癒す書斎と足触りの優しい無垢床
ご主人の書斎スペースは階段を上ってすぐの見通しが良い場所にありました。日中はお子さんが楽しく遊ぶ声を聞きながら、夜はお子さんが寝た後にゆっくりと趣味が楽しめる、パパにとって癒しの空間です。
お子さんがまだ小さいので、傷や汚れがつくのではという不安はあったそうですが、無垢床を採用。優しい感触はもちろん、味わい深い無垢の床が、ご夫婦が好きなナチュラルで明るい雰囲気に馴染んでいます。
「傷がついても、削って修繕してもらえるので、結果的に無垢を選んで大正解でした」
ボイラーをセーブモードにしても暑いくらい暖かい!
「家を建てるときは光熱費のことをまず考えました。家族の人数が増えたこともありますが、以前の家はオール電化で『光熱費が高いな』と思っていました。光熱費がなるべくかからない家が理想でした」と話す奥さま。今はエコジョーズと床暖房で、ボイラーの運転をセーブモードにしていても暑い!と感じるそうです。火の雰囲気がないと少し寂しいかもしれないという清水社長の配慮でストーブも設置しましたが、出番はほぼないとか。
「プラスワイドさんは、気密検査とかの結果をデータで見せてくれたのが良かったです。熱心な説明で、暖かくて頑丈な家をつくってくれる会社だなと納得しました」
清水社長によると、断熱はツーバイシックスに高性能グラスウール140mmを充てんするだけでなく、付加断熱も採用。UA値は0.26Wと国の省エネ基準値0.46Wを大きく上回る断熱性能です。
「当社では2×6(ツーバイシックス)に付加断熱仕様がごく普通です。お客さまが心配されている光熱費を少しでも減らすため、断熱厚を一般的な住宅の2倍近い厚さにしています」とのこと。
さらに、大きな地震が比較的多い十勝で安心して住めるよう、耐震等級2を取得し、国から長期優良住宅の認定も受けています。
大工経験がある社長にお任せできた家づくり
土地は決まっていたSさま。インターネットで帯広のプラスワイドを見つけました。ホームページを見て断熱にこだわっている会社だと知り、問い合わせをしたことが始まりでした。
「話しやすいし、何より社長さんが大工出身というところが良かったです。営業マンを通さずに要望を直に聞いてもらえるかなと思いました。実際、いろいろな造作をお願いしましたが、『いいよ』と予算内でおさめてくれて最高でした」
ご自身の妹さんが家を建てるときに一緒に知識をつけたという奥さま。大手のハウスメーカーはまったく考えず、プランの自由度が高い地域の工務店にお願いしたいと思っていたそうです。奥さまがイメージした手描きの図面を持参して、打ち合わせがスタートしました。
「私の図面を見て、快く出来るよと言ってくれました。そこにプロの手が加わって…、提案もいっぱいしてもらいましたね。コーディネーターの方が女性目線で造作家具や照明、カーテンなど細かな点でアドバイスをいただけたのがすごく良かった。『こういう風にしたい』とイメージをお伝えして、色合わせとセレクトまでお願いしちゃいました(笑)。想像以上の仕上がりです」
「住み心地は抜群。とにかく使いやすい!子どもが自分のことは自分で出来るようになるような収納を一緒に考えて作ってもらえたので、子どもの持ち物もすっきり整理できました。おかげで家事もスムーズに進みます」
奥さまとお子さんたちの笑顔あふれるSさま邸。ご夫婦のご要望はしっかりかなえられたようですね。
記者の目
大工出身で造作ならお任せあれの清水社長が2016年に設立したプラスワイド。断熱・気密性能にこだわりながら、女性目線を重視したデザイン力の高い住宅づくりに定評があります。住宅性能の高さはもちろん、毎日の暮らしの中で「あったらいいな」と思うインテリアの提案・造作を気軽にやってくれる…そんな清水社長の人柄も大きな魅力だと感じました。
2019年03月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。