長~い蝦夷梅雨がようやく終わった6月22日、江別市で開かれたサンケイ建匠さんの完成現場見学会に出かけてきました。この日は気温も順調に上がり、初夏らしいさわやかな陽気。
お昼前にお邪魔してみると、湯浅社長と話し込んでいる1組のお客さまが先客でした。ご年配の女性2人組で、次から次へといろいろな話題が。ハウスメーカーの住宅展示場での話や、湯浅社長の親戚が近所にいるんじゃないかとか・・・もちろん家づくりのお悩みの話も。
後で湯浅社長に聞くと、「構造見学会の時も来て下さったんです。そのとき帰り際にアンケートのご記入をお願いしたんですが、『完成見学会も来るから』とそのときは断られました。今回『完成したらどうなるのか気になって見に来た』とお話され、最後にアンケートもご記入いただきました。何度も足を運んでくださるお客さまは、『サンケイさんでお願いします』となる確率が高いですね」とのこと。
長い時間、お客さまが投げかける話題に1つ1つ丁寧に答えていた湯浅社長ですから、お客さまが徐々に信頼を寄せるようになり、心を開いていったのでしょう。
会場には入山常務(写真左の方)もいたので、最近の家づくりについて聞いてみました。今回の完成住宅も含め、最近はどの家もほとんどエアコン暖房だとか。「どうしてですか?」と聞くと、
「今まで安い深夜電力の蓄熱暖房器をよく使いましたが、電力を有効に活用するエアコン暖房主体に変えました。エアコンは、エコキュート(省エネ型電気温水器)と同じヒートポンプ方式なので、今までの電気暖房に比べてググッと省エネなんです」という理由だそう。なるほど。
最初は「ほんとうに暖かくななるの?」「温風が体にあたると不快なのでは?」と言われることもあったそうですが、この冬の完成見学会でエアコン暖房の快適さを来場者に体験してもらい、また一冬過ごしたお客さまからも温風感も気にならないと言われ、自信を持ったそうです。
「当社はW断熱方式だけでなく、その性能を活かす気密性能の高さが売りです。いくら断熱材を分厚くしても、すき間があればそこから熱が逃げていってしますから」と入山常務。国が平成11年に示した省エネ基準では2cm2/m2以下ですが、今回の住宅で0.3cm2/m2など、1ケタ違う少なさだとか。
さて、今回の住宅は壁、天井、床まで白のインテリアが印象的な明るい室内。施主は若いご夫婦で、平屋建てを最初から希望してました。一方で地下か小屋裏空間に収納スペースの確保を希望していました。サンケイ建匠さんはお施主様と打合せの上、階段付きロフトのあるプランを提案しました。
駐車スペースにはヒートポンプ式電気ロードヒーティングもついており、除雪の手間が減らせそうです。
ご主人の希望で、寝室近くには書斎スペースがあり、造作した書棚が使いやすそう。また、ユーティリティーの隣には室内物干スペースもあり、水回りの広さは十分とられています。
室内をぶらぶら見学していると、「おっ」と驚く建材を発見。
1つめが室内ドア。ドアを閉めたとき、出っ張るヒンジがありません。写真のように、開けると、ドア自体がヒンジの部分だけ切り欠かれていて、閉めたときフラットになるんです。スッキリしますね。
2つめが換気窓。小さな窓は、窓が開かないものと思い込んでましたが、ここではかわいい網戸とともに開けられる小窓がありました。「防犯性などを考え、換気用に使う小窓が発売されています」と入山常務。
なるほど、小さな疑問も、積極的に聞いてみると、意外な驚きがあるかもしれませんよ。
完成見学会ですが、7月にまた実施するそうです。そのときは札幌良い住宅でもご案内します。
2014年06月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。