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満室アパート、茶道教室、クリニック~サンケイ建匠の施工例まとめ(3)

一戸建てのほかにも、アパートや事業用の建物などを手掛けているサンケイ建匠さん。最終回は、「いつも満室の人気アパート、茶道教室のあるレンガタイルの家、楽しくカジュアルな雰囲気の歯科」の3軒をご紹介しましょう。

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注文住宅クオリティーのつくりが大人気の快適アパート/札幌市東区 オーナーTさん

1602sankei_Ttei01.jpgこちらはメゾネットタイプの3LDK、ファミリー向けのアパートです。カラフルに色分けされた玄関前には2台止められる駐車スペースがあり、小さな物置も付いていて便利。建設中から、すでに入居申し込みが相次いだそうです。   1602sankei_Ttei02s.jpgドアを開ければ、一軒家のようなたたずまいの玄関ホールが現れます。天井まで高さがある大容量キャビネットも、ファミリー世帯にはうれしいところ。   ゆとりある間取りとデザインはもとより、このアパートでは床材やお風呂といった建材や設備、断熱性能まで注文住宅グレードにしているのがポイント。給湯・暖房はエコジョーズを採用しているので、室内は隅々まで暖かく光熱費も安くすみます。   1602sankei_Ttei04s.jpgこちらは2階のLDK。リビングは天井を高く、梁も現しにしたことで、一戸建てのような開放感のあるつくりです。さらに、通常の窓に加えてハイサイドライト(高窓)も設けたことで、光が明るく差し込むようになっています。 メゾネットタイプなので、上下階の騒音に気を遣う必要がなく、お隣さんとを隔てる壁は、遮音シートと吸音力のある石膏ボードを重ねて施工して音が伝わりにくくするなど、プライバシーに最大限配慮しています。   1602sankei_Ttei05s.jpgアパートのベテラン経営者であるTさんに、湯浅社長が提案したのは「戸建て仕様で、一度住んだら永く住みたくなるように差別化する」ことでした。「詰め込んだ間取りで、住み手も暮らしにくいようなアパートを建てることは私も抵抗があります」と湯浅社長。   そこで、Tさんと決めたコンセプトは3つ。 ・周辺の環境に調和するような、センスの良いデザイン ・借り手が気に入って、長く快適に住んでもらえる性能、仕様 ・収益もしっかりと確保すること   こうして完成したアパートは、「これなら自分が住みたいぐらい」とTさんからも大絶賛。転勤などで入居者が引っ越しても、すぐに次の申し込みが入るという人気ぶりだそうです。    

茶道教室とプライベートを分けたレンガタイル張りの暖かな住宅/札幌市中央区Sさん

1602sankei_Atei01.jpg高級感と優雅さを備えた、Sさんご夫婦と子ども2人の4人が暮らすレンガタイルの家。奥さまは茶道の先生で、おけいこ用の茶室を設けています。左側は家族用の玄関、右側は茶室専用の玄関と、出入口も分離してプライバシーが保たれるようになっています。   1602sankei_Atei02.jpgこちらは生徒さんが出入りする茶室用の玄関。 サンケイ建匠に決めたきっかけは、Sさんご夫婦が中央区で行われた完成見学会に参加したこと。見学した住宅は外観がレンガタイル張りで、温熱環境や耐久性に優れ、室内の空気がきれいな「ファース工法」を採用していました。

「外壁は良質で長持ちする素材を、何よりも高性能で暖かく耐久性のある家」を求めていたというSさんは、サンケイさんの説明を聞いて「素晴らしいね!」と感激。「この家をそのままウチに売ってくれないか?」とまで言っていたそうです。
1602sankei_Atei03.jpg茶室は本格的に炉を切り、無垢の縁甲板(えんこういた)を張った縁側もつくりました。茶室を出た廊下には、茶道具の準備や片付けをするための水屋も設けています。
上の写真左側はプライベート用LDK。水屋の隣にあるトイレは、茶室とLDKの両側から入れます。トイレやお風呂は広めで、段差のないバリアフリー仕様になっているのも特徴です。
1602sankei_Atei04.jpg2階吹き抜けから明るい陽射しが注ぎ込むリビングルーム。2階にはお子さん用の個室が2つ、1階にもSさんご夫婦の寝室があります。
「本当に暖かく、どこにいても温度差がないのでヒヤッとするようなストレスもありません」とSさんご夫婦。「室内は明るくてとても快適。生徒さんにも暖かいと好評ですよ」と話してくれました。

患者さんやスタッフにも好評、カラフルで明るい歯科クリニック/江別市 歯科クリニック

1602sankei_dental.jpg左から番号順に(1)クリニック外観、(2)待合室、(3)診察室、(4)サプライコーナー
歯科医から依頼されたクリニックの新築です。数社の見積プランからサンケイ建匠さんのプランが選ばれました。こちらを手掛けたのは、リノベーション室長も務める入山俊文さん。
テナントビルで開業していたという歯科医の先生が希望したイメージは、わりと地味でシンプルなものだったそうです。しかし、話している中で「じつは、ちょっとユニークな感じが好きなのでは?」と感じた入山さん。
聞き取りを重ねるうちに、遊び心のある要望が出てくるようになり、「自宅の三角屋根を気に入っているので似せたい」と飾り屋根を付けたことで、親しみのある外観になりました。
院内は清潔なホワイトを基調に、明るくカジュアルな色をあしらいました。診察スペースはソフトな色調で色分けしたので、「みどりの部屋へどうぞ」と患者さんにも分かりやすく案内できます。ビタミンカラーの受付カウンターや、サプライコーナーの作業台は、オリジナルデザインで造作しています。
設計にあたって入山氏は、スタッフの動きやすさも重視しました。「どのような作業を行い、どのように動くか」を1人1人に細かくヒアリングし、何度も3Dパースを作って先生に確認してもらいました。その結果、通路幅を広げたり、診察スペースを通常よりも大きくし、照明を多めに設置して、明るく患者さんがリラックスできる空間を演出しました。
「広々とゆったりした空間、明るいイメージが気に入っています。患者さんやスタッフからも評判がいいですよ」とは、歯科医の先生からの言葉です。

長く快適に過ごせる建物は、フルオーダーでしかつくれない

アパートや店舗・医院にしても、サンケイ建匠さんは注文住宅と同じようにフルオーダーでつくり上げるやり方です。「本当は規格プランがあれば、お客さまは分かりやすいかもしれませんね」と湯浅社長。「ただ、土地ひとつを考えても、日当たりや道路からの車の出入りといった条件が違ってくる。私たちは、お客さまの"こうありたい"というイメージをくみ取りながら、その土地に合った、長く快適に過ごせる建物をつくりたいのです」
話す言葉の端々から、「快適に過ごせない建物は、つくりたくない」という気概すら感じられるサンケイ建匠さん。年間12棟に施工数を絞っているのも、スタッフと大工・職人がチームを組んで、集中しながらより良い家をつくるためとか。
気になる方は、まず構造見学会や完成見学会に訪れてみてはいかがでしょうか。

2016年02月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

株式会社SANKEI(サンケイ建匠)の取材記事