かつて両親が暮らしたマンションの一室。Oさんは、今住んでいる事務所兼用の戸建て住宅から住み替えるため、フルリフォームを行いました。
工事を担当したのは、住宅のリフォーム・営繕で多くの実績がある建匠です。1957年に創業し、現在は一級建築士の山口征貴さんが3代目社長を務めています。オーナーの要望や事情に親身に寄り添う提案と、丁寧で気配りの行き届いた施工で、たくさんのリピーター客から支持されている住宅会社です。
Oさんは以前、今の自宅の修繕を建匠に依頼したことがあったそう。
Oさん 山口さんはどんなに小さな工事でも現場に必ず足を運び、細かいところまで全部チェックしてくれる。一生懸命な仕事ぶりを知っていたので、今回も安心して任せられました。
3年ほど空き家になっていたマンションでしたが、山口社長が事前点検をしたところ、室内は良好な状態が保たれていたそう。そこで、内装の全面改修を中心に、必要に応じて住宅設備の交換を行うことになりました。
老後を見据え安全性に配慮した住宅設備をプラス
フルリフォーム後のマンションでは、Oさんと奥さまが2人で暮らします。夫婦はともに70代。
山口社長 これから先、ご夫婦が安全に暮らせることを最優先にしたプランを提案しました。同時に、スムーズな生活動線や設備の使いやすさにも配慮しています。
そうした気配りが見られる場所の一つがキッチンです。
小柄な奥さまが使いやすいよう、吊戸棚はあえて付けず、代わりに背面にカップボードを設置しました。食器の出し入れがしやすく、高いところに手を伸ばした時の転倒リスクもなくせます。広い調理スペースと、十分な収納力が確保できました。
ガスコンロはIHクッキングヒーターに変更。直火を使わないので衣類への着火などが防げます。フラットなのでお手入れが簡単なのも、奥さまにはうれしいポイントです。
浴室はユニットバスやシャワーなどを全て新調。入浴時の転倒防止のため、出入り口と浴槽内での立ち座り用に手すりを取り付けました。
元の間取りや建具を残して趣を活かす
マンションの築年数は40数年。当時の間取りは、全体的にゆったりとしています。そこで、間取りは変えず、状態の良い建具や収納などもそのまま活かすことに。レトロマンションならではの趣や風合いをうまく残しながら、コスト面でのバランスも取りました。
壁と天井はホワイトのクロスを、床はカーペットを張り替え、照明も新調したリビングダイニングは、従来の広さが引き立つ空間に仕上がりました。
エアコンも設置し、夏の暑さ対策もバッチリです。
隣の和室は畳を残し、壁やふすまのクロスを張り換えました。木目だった天井にはホワイトのクロスを張って、和モダンな雰囲気に。こちらの部屋は寝室として利用する予定です。
反対側の洋室はクローゼットのルーバー扉を塗装。元からあったドアの木目とうまくマッチしています。
ペアガラス入り内窓で断熱性も向上
また、マンション自体の断熱性能は高かったものの、さらなる寒さ対策として、リビングダイニングと洋室の2カ所にペアガラス入りの内窓を設置しました。構造部分に手を加えるのが難しいマンションリフォームだからこそ、熱の出入りが大きい窓の性能向上がとても重要だと山口社長は話します。
そのほか、洗面化粧台とガスボイラー(都市ガス)も新しいものに交換しました。
Oさん夫婦は新居での暮らしを楽しみに、自宅の片付けを少しずつ進めているそう。年内にも転居する予定です。
夫婦のこれからの暮らし方を考え、選択肢を一つずつ積み重ねて完成した住まいは、安心して穏やかに暮らすのにふさわしい住空間へと生まれ変わりました。
2026年07月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。