Story 取材記事

宮大工が作る大正ロマン風住宅/札幌市・Kさん

ハウスメーカーの対応にガッカリ。理想の土地探しも難航…
Kさん夫妻が何年も住まいづくりの検討を重ねた結果、たどり着いたのは
宮大工の技術と、親身に対応する営業マンがいる北一タカハシ建設でした。
小樽や函館にある洋館のような「大正ロマン」風住宅を訪ねました。

 
 
 

大正ロマンの我が家

閑静な住宅街の一角にその住宅はありました。多角形をしたその姿はまるで函館にある洋館のよう。宮大工がつくる本格和風住宅の北一タカハシ建設が、和に洋のエッセンスを加えてデザインした結果、大正ロマン風住宅が誕生したのです。

 

「シンプルモダンや輸入住宅も何度も見て検討しました。でも流行に左右され、10年後には冴えなくなるのではないか。せっかく我が家を建てるならありきたりではないしっかりしたデザイン、本物の素材と技術で作った住宅が欲しかった」とご主人のKさん。

 

元々和風の住宅に興味があり、白石方面をドライブ中に「現代和風」「宮大工」「北一タカハシ建設」という看板を見かけた奥さまの希望も重なって、こんな素敵な住宅が完成しました。

 

宮大工、建具職人、造園...匠の技

「あまり維持管理に時間をとられない、そして子どもが遊べる広い庭が理想」という奥さまの要望を踏まえ、鮮やかな芝生と整然と植えられた樹木、竹と木、荒々しい石で造られた垣根のある庭。シックなエントランスホール。玄関を開けると建具職人による和の雰囲気一杯の玄関が出迎えてくれます。

 

ステンドグラス作家、三上裕子さんの作品がはめ込まれたモダンなドアを開けると広々としたリビング。収納用建具や神棚、テーブルも大工さんの手造りで一体感のある和の空間が広がっています。洗面室や2階のミニ書斎など至る所が重厚感のある木材と職人の技によって演出されています。

 

そのあたりのこだわりは写真を参照ください。以下はKさん夫妻がなぜこのようなこだわりの住まいを実現できたのかを伺っていきます。

マンションから快適な戸建てに住み替え!

夫婦でマンションに暮らしていたKさん夫妻。

 

ご主人:「4LDKでしたがマンションは狭く、雑然とした感じ。いつかは広々とした戸建てに住みたいと思って家族でモデルルームに出かけたりするようになりました」

 

奥さま:「子どもが生まれ専業主婦になったら、家にいる時間が長く、濃く感じて...。日当たりや、子供が走り回ったら階下の住人に迷惑がかからないかと気になって...。幼稚園のママ友のお宅にお邪魔したこともあって、戸建て住宅への憧れを抱くようになりました」

 
 
 
 

ハウスメーカー&ネットで土地探し。でも難航

Kさん夫妻が最初に始めたのは ① 不動産サイトで中古住宅や土地探しをし、実際に何度も車で見に行った ② 大手ハウスメーカーの総合住宅展示場に行き、見学して記帳。各社の住宅営業マンと接点を作った。 でした。

 

しかし不動産サイト上に掲載されている土地は、既に売れていたり、実際に見に行くとイメージがだいぶ違うことも。また、訪問してくれたハウスメーカーの営業マンが提示するプランや土地の情報は、自分たちの希望をくみ取ってくれていないプラン提案だったり、ネット上で既に知っている土地情報だったりとなかなか思う通りに進みませんでした。

 

 「『急いで建てるつもりはない』『予算に余裕はない』」『周辺環境や日当たりの良い土地を見つけたい』というような希望を強調したせいか、新身になって相談に応じてくれるハウスメーカーはありませんでした」と御主人。あっという間に数年の月日が流れました。

「宮大工」に興味、親切な営業マンに感激

宮大工がつくる現代和風の家、北一タカハシ建設に興味を持ち奥さまが電話したところ、夫婦で北一タカハシ建設の柴田さんという担当者に会うことになりました。「ハウスメーカーに伝えたのと同じように『予算に余裕はない』といった話をしたにもかかわらず、柴田さんは要望を真剣に聞いてくれて、早速希望に沿ったエリアを車で走り回り、時には土地の所有者に掛け合ってくれたりと、びっくりするほど努力してくれて。その段階でもう私たちは北一タカハシ建設さんに決めようと思っていました」と奥さま。

 

 ご主人も「高橋社長はじめ宮大工の棟梁、担当を引き継いだ藤野さんも家づくりに対して本当に真剣。現場にいた内装工事の職人さんが壁のデザインにひと工夫をと竹を使った意匠の提案をしてくれたりと現場の全員がいい家にしようと頑張ってくれました」と工事中の様子を振り返ります。

 
 
 
 
 

気持ちにゆとりができる住まい

実は御主人は札幌市内のリサイクルショップ「アウトレット・モノ・ハウス」http://outlet-monohouse.com/で働いている商品取引のプロ。「素材の良さ、商品そのものの価値が高いものであれば長く使えて価値も落ちない。大工さんがサービスで作ってくれた机など、随所に素晴らしい作品がある家です」と喜びを語ってくれました。

 まだ引っ越して数週間しか経っていないものの「朝の早起きがおっくうではなくなった。庭の水やりや掃除がしたくなる」とご主人が言えば、奥さまも「庭で子どもが虫を観察するようになったり、お友達を家に呼んで遊んだり。一番喜んでいるのはきっと子どもですね。私も子どもが走っても叱らなくていいし、玄関とユーティリティに直結しているウォークインクローゼットなど、家事に便利な間取りになっていることもあって気持ちにゆとりができました」と住み心地の良さを話してくれました。

記者の一言

記事には書ききれなかった断熱性能や遮熱シート、ランニングコストを抑えられるロードヒーティングなどの様々な技術。8回も間取りを変更したというオーナーのこだわりもしっかり盛り込まれた今回の住宅。本格的和風住宅と高性能住宅、一棟一棟に全力で対応する北一タカハシ建設ならではの良さが光る住まいでした。

 

2009年09月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

株式会社北一タカハシ建設の取材記事