高断熱高気密・パッシブ換気システムを標準とし、省エネで室内空気環境にも優れた家づくりを推進する奥野工務店（札幌市白石区）。今回は公開中の江別市文京台モデルハウスを訪ねました。
奥野工務店営業部 戸村浩平さん
同社営業部の戸村公平さんに、モデルハウスの見どころと、奥野工務店の家づくりの魅力についてお話をうかがいます。
延床約32坪・コンパクトでも家族が心地よく暮らせる都市型住宅を提案
戸村さん この辺りは昔からの住宅地で、アパートなどの集合住宅も隣接しています。敷地の3方向が建物に囲まれた場合も日当たりを確保できるよう、1階リビングには吹き抜けを採用しています。
コンパクトな住宅ですが、リビング横には予備室も確保。4LDK＋テレワークスペースと、ファミリー向けの間取りになっています。
キッチンから見渡せる造りなので、お子さんのプレイスペースやお昼寝にも最適です。
吹き抜けリビングとつながる2階ホールには作業カウンターを設けています。その奥にはWEB会議にも対応可能な1.5帖のテレワークスペースも。
ご家族構成やお仕事内容に合わせて、色んな使い方が出来そうです。
使いやすいキッチンはパナソニック製。壁厚を利用したスパイスラックも発見しました。
コンロ前の壁が厚いのは内部にパッシブ換気システムを利用した空調のための風道（風の通り道）が通っているためです。腰壁のガラリからは、床下を通って新鮮な空気が入って来ます。
詳しい仕組みはこちらの記事でご紹介しています 進化したパッシブ換気と新素材で魅せるデザイン
階段下には、引き戸付きの背面収納も。家電や食器類がスッキリと収まります。
集成材の天板で造ったオリジナルテーブルも付いています。
腕の良い専属大工による造作家具が叶うのも、奥野工務店の魅力です。
ZEH Oriented（オリエンテッド）の高性能・UA値0.23、C値0.2の高断熱高気密
2階ホールからは1階の様子が見下ろせます
取材当日は外気温27度という暑い日でしたが、室内は涼しいくらいの快適さでした。
戸村さん 弊社の建物は全棟
■住宅性能表示における断熱等性能等級6
■性能基準が「ZEHオリエンテッド※」
の高断熱高気密な省エネ住宅です。
※都市部狭小地（北側斜線制限の対象となる用途地域で、敷地面積が85㎡未満の土地）に建築されるZEH住宅（平屋建てを除く）
この建物はUA値が0.23、C値が0.2で、BELS（建築物省エネルギー性能表示制度）は最高ランクの星５つを取得。低炭素住宅の認定も受けています。
奥野工務店は硬質ウレタンボードで家全体をすっぽりと外側から包む「ソトダン21工法」を採用。玄関にはその模型が展示されています。
全棟気密測定を行っているのも性能に自信があるから。高性能住宅の認定で、助成金を受けることも可能です。
Q 奥野工務店に家づくりを依頼するオーナーさんの決め手は何だと思いますか？
新鮮な外気を取り込み床下に送り込む吸気筒（左）と、室内を循環した空気を小屋裏から外に排出する排気筒（右）
戸村さん 弊社にお問い合わせをいただくお客様の多くは、住宅性能の高さに加え、パッシブ換気システムに興味のある方が多い印象です。
「札幌 パッシプ換気 工務店」などのキーワードでインターネット検索して弊社を知り、お問い合わせをいただいたり、モデルハウスに見学にいらっしゃるケースが多いですね。
札幌でパッシブ換気システムを採用している工務店は他にもありますが、住宅のデザインテイストは様々です。
文京台モデルハウスは玄関回りの外壁に江別産レンガを、床材にはオークの12cm幅の無垢フローリングを使っている
奥野工務店はモダン・デザインをベースに、内装に無垢フローリング、外装にも天然石やレンガなどの自然素材を使っています。住宅性能の高さや換気システムに加え、モダン＋自然素材の心地よさのバランスが気に入ったというお声もいただいています。
奥野工務店の住宅を拝見する度に感じるのは、澄んだ空気と静けさ、そして心地良さです。それは高断熱高気密、パッシブ換気システム、自然素材を使った内装仕上げなどの相乗効果によるものだと思います。
江別文京台モデルハウスは現在、オーナーを募集中です。是非現地を訪れて実際の建物の良さを感じてみてほしいです。
【江別市文京台】モデルハウス
iezoom編集部 松下綾
2023年06月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。
