Story 取材記事

木の風合いに包まれ、快適に過ごす平屋 丸三ホクシン建設


梁や天井の木の現し、無垢の床材や造作家具など、木の風合いをたっぷり感じられるのはKさん夫妻の新居です。この家は住む人にはもちろん、飼っている犬や生き物たちにも、やさしくつくられています。

大型犬やインコなどの鳥、爬虫類に両生類も飼っているKさん夫妻。長年住んでいた賃貸マンションでは世話がしにくく、犬や生き物にとっても快適とは言いがたい環境でした。そこで、人も動物たちも、皆が一緒にのびのびと暮らせるよう、なるべく山に近い場所に一軒家を建てようと土地探しを始めました。


森を背にした風景に溶け込む道南杉・板張りの外観


そうして見つけたのが閑静な住宅街の一角、裏に森が広がるこの土地でした。
家づくりは高断熱・高気密で、自然素材を使った家づくりが特徴の丸三ホクシン建設(石狩市)に依頼しました。雪どけが始まるころ、念願の新居が完成。今回はKさん夫妻の家づくりと住まいをご紹介します。

住む人にもやさしい、犬や生き物ファーストの環境づくり



玄関ドアを開けると、シンプルな土間に、存在感のある札幌軟石の沓脱石(くつぬぎいし)が。玄関収納は自社大工による造作です。



廊下を進むと、開放的なリビングダイニングが広がります。大きく南側に開口していながら、夏の取材時もひんやりと爽やかな室内。強い日差しが入りすぎないよう、あえて軒を低めに下げたおかげです。



リビングダイニングでは、愛犬がのびのびと自由に遊ぶ姿も。ひと続きの開放的な空間だからこそ、自然と様子を見守れると、奥さまは気に入っています。
リビングには薪ストーブも。停電などが起きた際、人も犬もその他の生き物も暖をとれるようにと導入しました。



造作した本棚を据えつけ、壁を造らず家具で空間を仕切っています。
ソファの後ろにあるルーバー状の機器は、冷暖房輻射パネルです。夏は15℃程度、冬は40℃程度の不凍液を循環させる仕組みなので、エアコンのように直接風が当たることもなく、部屋全体が包み込まれるような、自然で心地よい温度を保ちます。ある動物園の爬虫類館で使われていることを知り、生き物たちの環境がよりよくなるよう、この機器を採り入れたいと希望しました。

無垢の床材と造作家具で空間に統一感を



柱・梁の外側で断熱材を連続して貼る「SHS工法」を採用しているため、構造材を現しにして、木のぬくもり溢れる空間をつくることが出来ます。LDKの床も無垢杉材の浮造りで、「素足で歩くと気持ちがよい」と奥さま。


無垢床に合わせたシンプルなキッチン


無垢の床板と造作家具で内装に統一感を出したいというKさん夫妻の希望で、キッチンの背面収納や棚などもすべて造作しました。より一層、木の風合いに包まれた空間に仕上がりました。



LDKと寝室は廊下で区切られています。設計を担当した兼田さんは、「あえて廊下という中間のスペースを設けることで空間をゆるやかに仕切ることができ、リビングダイニングも落ち着いた場所になるメリットがあります」と説明します。



寝室横の部屋には、造作の棚とロフトを設け、今は収納スペースとして活用しています。必要に応じて使い方を変えていけるように、個室としても使える十分な広さを確保しています。

日差しの緩やかな北側に生き物たち専用の部屋を



生き物たちの部屋は日差しが入りにくい北向きが絶対条件でした。現在は、鳥やカメ、トカゲにヘビと、他にも様々な生き物が暮らしています。たくさんの観葉植物にも囲まれ、家の中に小さな自然があるようです。この部屋にも生き物たちの過ごしやすさを考え冷暖房輻射パネルを設置しています。



このほかに、両親や友人たちが遊びに来たときに泊まれるよう客間も設けています。



ユーティリティーは余裕のある広さ。素足に優しい、足触りの良い床材を採用。

奥さまにお話をうかがいます。

住宅会社はどのように選びましたか?



丸三ホクシン建設は知人からの紹介で知りました。私たちが建てたい家について話したところ、希望する環境づくりをする上で、「冷暖房輻射パネルの施工経験も豊富なホクシンが合っているのではないか」と勧められたのがきっかけです。オープンハウスとモデルハウスに見学に行くと、内装や外観が私たちの好みにぴったり合っていて。ほかにも数件見ていましたが、丸三ホクシン建設にお願いすることを決めました。

家づくりで大切にしたのは?


左/廊下から玄関入口を眺める
右/廊下からユーティリティーを眺める


以前は築50年の賃貸マンションに暮らしていました。夏は暑く冬は寒い、部屋の温度が一定でなく、夏のエアコンで飼っている生き物が体調を崩したこともありました。そのため、家づくりでは生き物たちの環境調整をいちばんに考えました。

冷暖房輻射パネルは自然の環境に近い状態をつくることができ、季節に応じて快適な温度を保てるので、犬も生き物もとても過ごしやすそうです。

平屋にしたのはなぜですか?



兼田(丸三ホクシン建設)さん もともとこの土地には2階建ての家が建っていました。高台を上りきった場所にあり、すぐ裏手には豊かな森が広がっています。だからこそ、あえて屋根の低い平屋にすることで景色をさえぎらず、周辺の自然環境と雰囲気にも馴染むと考え提案しました。

奥さま 階段の上り下りがないほうが犬の足腰にもよいだろうと、平屋に決めました。

住み心地はいかがですか?



家のどこに居ても、冬は暖かく、夏は涼しい。私たちにとっても、一緒に暮らす動物たちにとっても、すべてが快適で過ごしやすいです。
夫が植物好きなので、好みの草花を植えながら、これから庭をつくっていくのも楽しみです。

2026.8.24取材


2026年10月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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