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木の質感を生かした北欧テイストな家 東神楽町/昭和木材

2019年9月に完成した東神楽町・Eさん邸。引き渡し前に開催されたオープンハウスでは、「ここは落ち着くね」という声がとても多く聞かれたそうです。北欧カラーを差し色に、ホワイトが基調の壁と木の質感が活きるシンプルモダンな家、室内をすっきりと見せる便利な造作家具にも関心が集まったとか。
今回は、昭和木材のプランナーでコーディネートも行う、林のぞみさんの空間づくりや造作デザインにも注目します。


目次

札幌からは旭川近郊の東神楽町に移住


外観も室内もシンプルに、奥さまの好きな北欧テイストを採り入れたEさん邸


札幌住まいだったEさんファミリーは、結婚当初から奥さまの実家がある旭川近郊にマイホームを建てようと考えていました。土地探しでは、緑が多く子育て世帯に人気の東神楽(ひがしかぐら)町に昭和木材が販売する物件を発見。通学や買い物などの生活環境に便利で閑静な立地です。


Eさん邸はナラ材の無垢フローリングを採用。天井の突き板張りや吹き抜けの化粧梁などウッディに。壁はホワイトを基本に北欧テイストのグレーやブルーを効果的に使っている


ちょうど引き渡し前だったという昭和木材が手掛けた住宅や、永山にあるモデルハウスを見学したというご夫妻。
「どんな住宅を建てるのか?と思っていましたが、これまで回った会社とは違う、初めて見るような家でした。木に囲まれている感じがして、とても素敵でしたね」(奥さま)。

特に、平屋の永山モデルハウスは、片流れの屋根に天井の板張り、間接照明の使い方や造作家具など「細部まで気を使ったつくりがとても良かったので、昭和木材さんにお願いしようと決めました」(ご主人)。担当の林さんに希望を話していくなかで、本当に必要な間取りを絞り込むことができたのも良かったといいます。

スマートで使いやすいキッチン・ダイニングの造作収納



家族の団らんを大切にしているEさんご夫妻。ご主人は毎朝、奥さまが家事をしている間にお子さんと遊ぶのが日課です。

「最初にお会いしたときは、まだ6ヵ月の赤ちゃんだったんですよ」と担当の林さん。「おしゃべりができるようになったり、歩けるようになったりと、私もお子さんの成長をうれしく見せていただきました」

共働きで仕事に子育てにと忙しいお2人にとって、効率的に家事を済ませられること、物の出し入れがしやすく室内をスッキリと見せる収納、子育てに適したスムーズな動線は必須条件でした。

生活者目線の設計に定評のある林さんはこう話します。「Eさんご夫妻は、家づくりの一つ一つを熱心に考えていらして、私もその気持ちにこたえようと思いました。また設計者として、後々にお金が掛かることの少ない家にしようと意識もしていました。」



奥さまがこだわったのは、キッチンからダイニングまでの幅の広い壁付け造作収納。キッチンカウンター側にはレンジや炊飯器などの調理器具、テーブル側には日用品を入れて、最短で取り出せるようにしています。

「棚の天板部分は、料理をお皿に取り分けるときなど、キッチンの作業台としても使っています」と奥さま。「キッチンカウンターだけでは狭いので、林さんにお願いしました。私は大まかにと伝えたのですが、高さや奥行きなどをきっちりと確認してくれて、とっても使いやすいです」。



木製ブラインドの両脇にある2つの吊り戸棚は、片側だけすりガラスの扉をつけて「見せる収納」にしました。下の収納棚も、扉を内部に収納できるフラップ扉を採用しているので、常時“開けておく”部分と“閉めておく”部分を使い分けることができます。炊飯器を置く棚は、スライド式で引き出せるので便利。



キッチンカウンターの向かいには、勉強用のカウンターと棚を造作しました。前の住まいで使っていたNOCE(ノーチェ)のチェアとも調和しています。お子さんの様子がそれとなく分かるように、玄関からの目かくしも兼ねてキッチンとの間には木製ルーバーを設けました。



棚の下部には、デスクを柔らかく照らす間接照明をつけています。

動線や洗濯がラク!効率的で家事時短のサニタリー



奥さまがもっとも気に入っているのが、一室で洗濯作業を済ませる“時短”のランドリールーム。右から洗濯機、部分洗いや浸けおきができる多目的流し(SKシンク)、たたみやアイロンができる作業台、下着や部屋着をしまう収納棚。天井には物干しを設置してあります。「窓があるので日差しが暖かいし、洗濯物もよく乾くんですよ」と奥さま。



ランドリールームからは洗面脱衣室、バスルームと一直線につながっています。「お風呂を出たら、ランドリーから下着や部屋着を取って着替えます。脱いである分はその場でまとめてお洗濯。ひと続きなのでとてもラクですよ」

バスタオルなどお風呂用品をしまう造作棚の側面には、洗面化粧台用に奥行きの浅い棚も造りました。背板には鋼製のパネルを張ってマグネットでの収納ができるようになっています。



バスルームには鏡がなく、シャンプーやソープも見当たりません。「うちは“銭湯方式”なんですよ」と奥さま。入口のタオル棚には、シャンプーやソープなどのお風呂グッズが入った小さなカゴを置いています。「お風呂を使う人が、このカゴを持って出入りするんです。容器のぬめりも出ないし、バスルームのお掃除もしやすいですよ」。

このアイデアは、林さんから教わったという奥さま。「実は、私も別のオーナー様からお聞きしたことで、昭和木材では人気のスタイルになっています」と林さんは微笑みます。


Eさん邸ではセンスの高い建具や家具が空間のデザイン性を高めている


洗面脱衣室のドアは2つあり、右側はランドリールーム、左側は玄関・階段・LDKの3方向に続くホールにつながっています。「ホールや玄関も含めて、家全体が暖かいですね」とEさんご夫妻。取材に伺ったのは11月初めで屋外では寒さを感じましたが、室内は程よい暖かさでした。「今は暖房も付けていません。朝晩に入れる程度です」

外出時の動きを意識したシューズクローゼット



玄関の造作クローゼットは2棹(さお)分を確保。内部に取り付けたスライド式のコートハンガーは、ハンガー部分を手前に引き出せるタイプで出し入れがスムーズ。身だしなみをチェックできる鏡も付けています。



玄関のたたきは、3尺(約90cm)角のスペースにベビーカーや三輪車などを置けるようにしました。奥さまの希望で季節の花も飾れるように、ドア横には小さな地窓も設けています。



室内は開放的に使いたいと考えているEさんご夫妻。玄関入ってすぐのトイレは、普段は引き戸を開けていて、フクロウをモチーフにした壁紙を見せています。

暮らしやすさとデザイン性が両立した住まい



白を基調にした軽やかなオープン階段。縦長の窓を上下に連ねて明るい光を採り入れました。鋼製のオープン階段は大工さん泣かせとも言えるつくりですが、「私が図面に描いたものを、現場担当者が大工さんと打ち合わせを重ねてくれて、毎回思っていた以上にきっちりときれいにおさめてくれるんです」と林さん。



2階の吹き抜けに面した部分には、ご主人の書斎コーナーも設けました。「いつも下から『ごはんだよ~』って呼んでいます」と奥さま。



ご主人の書斎スペース。2階には、このほかウォークインクローゼット付きの寝室と2つの個室、トイレを設けています。「収納は多めに設けました。それも、隠す収納と見せる収納を分けているので家がすっきりとしていますし、来客時も安心です」



林さんとは、打ち合わせだけでなく、LINEでもたくさんのやり取りをしたというEさんご夫妻。「不安なことも、林さんがしっかりと受け止めて明確に回答してくれる」ので、お2人は信頼を持って楽しく家づくりができたといいます。マイホームの建築中は、現場監理の高野さんが施工状況の画像を送ってくれたことも安心につながりました。

「不満はひとつもありませんね。林さんに聞きたいことは聞いて、納得した上でお願いして、それが全部思った以上のカタチになっている。打ち合わせも楽しかったし、今の生活も楽しんでいます」とご主人。

「キッチンがリビングに溶け込んでいる感じが、とてもいいんですよね。仕事から帰ってくると、カウンターのライトが天井に映し出す光がとても素敵で、いつも“きれいだな~”って眺めています」



最近は、お子さんがダイニング側の棚から自分の紙おむつを持ってきたりするそうで、「扉を開けておく部分を作って、子どものお手伝いコーナーにしようかなと思っています」。もう少し大きくなったら、家族で近場のスキー場やキャンプ場にも行きたいと、お子さんの成長を楽しみにしているお2人です。

記者の目

「普段から“これは使えるな“と思った工夫やデザインは自分でストックしておいて、ご提案や設計に生かしています」という林さん。豊富なキャリアを持ちながらも気軽に話せる親しみやすさと、オーナーさんに寄り添った家づくりが、昭和木材への満足度をさらに高めていると感じました。

2019年12月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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