Story 取材記事

「外」と「中」のあわいを楽しむ宮の森モデルハウス「SUN-GAKU」/SUDOホーム


SUDOホームの新モデルハウスは、札幌市中央区宮の森、市街地を見下ろす高台に建っています。
1階にカーポートを組み込んだ三角屋根の外観は、大小の窓がランダムに配置されたユニークなフォルムが特徴的。
外壁は道産杉の下見板張りで、よく見ると木の自然なラインを生かした耳付き板。無垢材ならではのラフな印象です。
まるでニセコの山小屋のような雰囲気ですが、一体、中はどうなっているのでしょう。



目次

カーポートの奥にある玄関ドアを開くと、出迎えてくれたのは、すがすがしい木の香り。深呼吸したくなる気持ちよさです。



玄関の横にはスケルトンの階段。
2階から見てみましょうかと促され、まずは階段をのぼります。



2階フロアについたら、視線は窓に釘付けです。
木製サッシの大きな2連窓から、札幌の街並みが一望できる見事な眺望です。



札幌駅のJRタワーから西11丁目のプリンスホテル、ススキノの歓楽街まで見渡せるパノラマサイズ。暗くなったらキレイな夜景が楽しめそうです。

SUDOホームの札幌支店長、須藤隆さんはこう話します。
「この眺望を楽しむために、LDKを2階につくるのは最初から決まりでした。でも、よくあるひと続きのLDKならつまらない。そこで、この一番のビューポイントを外と中をつなげるサンルームにする提案です」
そう言われて足下を見ると、確かにタイル張りで土間のような雰囲気。リビングでもダイニングでもないスペースです。
「テラスにすると冬の半年は使えませんが、このサンルームはタイルの下に床暖も入っているので、年中快適に使えます」

丸見えではなく、見え隠れする、ほどよい距離感



サンルームはダイニングキッチンと隣接し、階段をはさんでリビングにもつながっています。
あえて壁をつけ、その代わり開口部をたくさん設けて、空間を分断することなく上手に仕切っています。
家族の様子が丸見えになるのではなく、視界に見え隠れするような感じ。ほどよい距離感が保てそうです。
「この雰囲気はきっと図面を見てもイメージできないでしょう。モデルハウスに来て実際に体感してほしいと思います」と、須藤支店長も胸を張ります。



三角屋根を生かした屋根なり天井だから、キッチンダイニングも開放感いっぱい。道産カラマツ材の梁がアクセントになっています。



ダイニングの対角線にある、南向きのリビングも同様。
窓から気持ちのよい風がそよぎ、野鳥のさえずりも聞こえてきます。




リビングの壁にも大きな開口部があり、サンルームごしに眺望を楽しむことができます。
リビングが珪藻土の白い塗り壁なのに対し、サンルームはラワン合板のカジュアルな内装。中と外、光と影のコントラストが印象的です。



子ども部屋は高い天井部分にロフトを設けています。
三角屋根の高い部分に小窓があって、ますます山小屋風。
ダイニングから子ども部屋に通じるドアを左右につけているので、将来スペースを二つに仕切ることも可能です。



ダイニングにしつらえた幾何学的なキャビネットは造作もの。
スモークガラスの扉のついた棚とオープンな棚があり、隠すもの、見せるものを考えながら飾るのが楽しそうです。

アイデア次第で自由に楽しめるサンルーム



それにしても、やっぱりユニークなのは、このサンルーム。
家の中なのに、外にいる気分で使えるスペースです。
写真のように観葉植物を育てたり、ハンモックに揺られながら本を読んだりするほかにも、休日はダイニングテーブルを移動してブランチを楽しんだり、夜景を眺めながらお酒のグラスを傾けたり…アイデア次第でいろんな使い方ができそうです。
ランタンやキッズテントを出して子どもたちの遊び場にしたり、ペットの寝床をつくってあげたりしてもいいですよね。

家トレにも在宅ワークにも使えるフリースペース

2階をぐるりと見たら、階下に降ります。



1階の階段横はフリースペース。
いまはフィットネスコーナーにしていますが、壁をつけて仕切れば5帖の書斎にもなるそうです。
ここなら家トレも思い切りできますし、在宅勤務のリモートワークも落ち着いてできることでしょう。



このほか1階にはトイレと洗面、大きな窓のついた浴室、その奥には主寝室とウォーク・イン・クローゼットがあります。
フローリングは1階にニレ、2階に道産ナラ材を使用し、見比べることができるようになっています。
珪藻土の塗り壁も、櫛引き、ストレートの横引き、扇形と、仕上げのパターンを変えて、テイストの違いを確かめられます。
ぜひ細かなところまでチェックして、お気に入りのスタイルを見つけてください。



記者の目

「SUN-GAKU」と名づけられたこのモデルハウス。SUNは三角、山、太陽を、GAKUは学、楽、画を意味するそうです。
名前通り、日差しが降り注ぐ山小屋のような、自然のふもとにあるアトリエのような、ナチュラルな雰囲気が魅力です。



見学の際は、ぜひ窓の数を数えてみてください。
たとえば階段下の小さな地窓。玄関ドアの外の様子が足下からチラッと見えます。



ダイニングに向かう動線の視線の先にも、光の漏れる地窓。
自然の光を取り入れる窓の数が圧倒的に多いことに気が付くはずです。
「新築時から劣化が始まる家ではなく、経年変化で味が出てくるような家がいいですよね。履いてるうちに色落ちしてくるジーンズみたいに」
須藤支店長はさらりと話しますが、さすが創業100年を超える老舗の工務店、経験の蓄積があってこそ言える言葉かもしれません。
自然素材と自社大工による手造りを大切にするSUDOホーム。
モデルハウスの見学は完全予約制なので、HPや電話で事前にお申し込みを。

SUDOホームHP・モデルハウスのご案内

常設モデルハウス【SUN-GAKU】
所在地 :札幌市中央区宮の森4条12丁目10-10
公開時期:常時
公開時間:10:00~17:00
見学方法:予約制
定休日:水曜日・祝日
TEL:011-816-8900


2020年06月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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