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洗濯動線は「しまう」までを想像する 整理収納コラム17


北海道ではこれからの季節、洗濯物を室内に干す機会が増えてきます。でも、洗濯は干して終わりではないですよね。乾いた洗濯物を取り込み、畳んだりハンガーから外したりして、それぞれの収納場所へ戻すところまでが一連の流れ。この流れを効率良く行えるよう、家づくりの際にもランドリールームや室内物干しスペースをどこに設ければいいのか、考えることも多いのではないでしょうか。

整理収納の現場でお客さまのお宅を訪問すると、洗濯物を干す場所と、衣類を収納する場所が離れているケースによく出会います。例えば、「1階で衣類を洗濯して2階で干し、乾いたら1階の各部屋へ運ぶ」。あるいは「1階で干した洗濯物を、2階の家族それぞれの部屋へ運ぶ」。毎日のこととなると、この移動が負担になり、乾いた洗濯物がそのまま干しっ放しになってしまうこともあります。



わが家では、洗濯機がある脱衣所の隣に和室があり、そこを室内物干しスペースとして使っています。さらに、物干しのすぐそばに普段よく着る衣類の収納場所を設けているので、洗う・干す・取り込む・しまうという一連の作業を、ほぼ1ヵ所で完結できます。

また、すべての衣類を1ヵ所に収納することは難しいため、わが家は収納場所を2ヵ所に分けています。家族の生活スタイルや間取りによって、使いやすい収納の配置・動線は異なりますが、洗濯物をどこに干すかを考える時に、「乾いたあと、どこへ運ぶのか」まで想像することが暮らしやすさの向上につながります。
例えば、物干しスペースの近くに普段着の収納を設けたり、ハンガーに掛けたまま収納できるようにしたり。少しの工夫で毎日の洗濯家事の負担を減らせます。

収納計画は、収納量や場所だけでなく、そこにモノが戻るまでの動きにも目を向けることが大切。洗濯動線も、「干すまで」ではなく「しまうまで」。その視点を持つことが、毎日の家事をラクにする住まいづくりにつながっていくはずです。

☆iezoom編集部から
最近よく見かけるのが、広く確保したユーティリティーに物干し竿を設置して、洗濯と物干しができるランドリールームを設ける住まい。
さらに余裕のある間取りでは、同じスペースか近い場所に収納を設置して、洗濯仕事が完結する動線を叶えています。
iezoomがこれまで取材したランドリールームの実例も、ぜひ参考にしてみてください!

記事はこちら▶洗濯物をどこで干す?「ランドリールーム」事例20選



このコラムを書いた人



のんちさん:整理収納アドバイザー1級

2014年に資格取得後、4度の引越しを経て2021年から活動開始。訪問・オンラインでの片付けレッスンを行いつつ、手仕事のコミュニティも主宰。片付けなどに関する100軒以上のお悩みに触れ、サポート実績は300時間以上にのぼる。インスタアカウントでも楽しくためになる発信を続けている。

のんち 片付け×家事シェアの専門家  https://www.instagram.com/nonchi._.kurashi/?locale=ja_JP



※この記事は北海道住宅新聞 2026年11月5日号に掲載されたコラムです


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