今年の夏は残暑が厳しく、仕事終わりのビールが本当においしかったですね。
ビールに合うつまみといえば、枝豆?フライドポテト?焼鳥?
そして、ザンギでしょう!
うんうんとうなずいたあなたは、北海道民ですね。
そして、「ザンギって何?」と思ったあなた。
北海道では、鶏の唐揚げを「ザンギ」と呼ぶのです。
道産子な私はもちろんザンギ大好きです。時々おやつにも食べます。(高校生のような食生活...)
北海道民にとっては身近にある「ザンギ」ですが、「北海道ザンギ連盟」なる団体があるらしい。
「北海道のソウルフードであるザンギを全国に普及する活動」を行っているらしい。
そして、8月31日から9月2日に行われていた「創成川公園サンキューフェスティバル」に出展するらしい。
...何やら熱い団体のようです。
興味を持った私は、30℃の暑さの中にぎわう創成川公園に行ってみました。
お祭りのブースをのぞいてみると、額に汗を浮かべながらザンギを揚げる、北海道ザンギ連盟事務局長の金井さん。キツネ色に揚がるザンギと油のにおいが、何とも食欲をそそります。ちなみに金井さんが着ているTシャツは、北海道ザンギ連盟のキャラクター「ナイスザンギくん」だそうです。
―北海道ザンギ連盟ってどんな団体なんですか?
金井さん「北海道ザンギ連盟は、ザンギをこよなく愛する人たちがツイッターでつながり、2010年に発足した団体です。任意団体としてザンギの普及活動をしてきたのですが、ザンギの愛好会はこれまでになかったので注目していただき、日清フーズさんとコラボした料理教室や、モスバーガーさんとコラボしたザンギバーガー販売イベントといった企業とのコラボを行っています。また、ローソンさんの「からあげクン北海道ザンギ味」の監修も北海道ザンギ連盟で行い、全国発売されました。初日から、からあげクンの売上実績ナンバーワンになったんですよ!」
―北海道のザンギの名が全国に...!道民としては胸熱ですね!
金井さん「オリジナルザンギの開発もしていて、第1弾がスティック状ザンギの『ナイスザンギ』。持ち歩きのできるスティック状、しかも骨なしという、ありそうでなかった形状にこだわりました。それから、三笠市の中央食鶏さんに協力いただいて新しく開発した、第2弾の『鶏醤ザンギ』。鶏の内臓を使った調味料に漬け込んだ、新しいザンギの味です。どうぞ、食べてみてください」
さっそく試食。「ナイスザンギ」はオーソドックスなしょうゆ、しょうが、にんにくなどのタレに漬けた、いつものザンギの味です。揚げたてアツアツ、かじるとカリッ、肉汁がじわり。期待を裏切らないザンギです。そっと差し出された2種類のタレ。こちらは甘いタレと辛いタレがあり、ソラチさんがザンギ用に開発したタレだそうです。つけてもつけなくても、どっちも美味です。
「鶏醤ザンギ」は、形はコロコロした通常のザンギ型。内臓系のタレのうまみが生きた、深みのある大人の味です。これはお酒のつまみに最高でしょう!
金井さん「家庭やお店のザンギは、味付けや衣などいろいろなものがありますよね。『これがザンギだ』と定義を決めてしまえば、その中から"はばけて"しまうものが出てきます。だから、北海道ザンギ連盟では、『北海道では、鶏の揚げたものはみんなザンギで良いではないか!』としているんですよ」
―何とも太っ腹ですね。ところで、北海道ザンギ連盟ではこれからどんなことを?
金井さん「『ザンギといえば、北海道の鶏の唐揚げ』というのを道内だけでなく、道外、海外にも発信し、北海道の食文化の発信、ひいては経済活性化に寄与したいと思います。道内でのイベントなどに多数出展していますが、9月には道外のイベントにも出展予定です。今取り組んでいるのは、さまざまな道産品とのコラボです。ここでザンギを揚げている油は、安平町産のなたね油。他には、米粉、みそ、山わさび、はちみつなど、いろいろ試しているところです。ザンギって、意外といろいろな食材に合うんですよ」
―ふむふむ。北海道の食文化から海外進出まで。ザンギはなかなか奥が深い食べ物なんですね。この「ナイスザンギ」「鶏醤ザンギ」はどこで食べられるんですか?
金井さん「常設のお店では今のところ扱っていないので、イベントに食べにきてください。9月下旬には、さっぽろ地下街オーロラタウンのきたキッチンで催事を行います」
―ついでに図々しく聞いちゃいますが、家庭でザンギをおいしく作るコツは?
金井さん「ズバリ揚げ方です。最近はフライパンに半分くらいの油で転がしながら揚げる方も多いと思いますが、揚げ物専用の深い鍋で、たっぷりの油で揚げれば、家庭でもおいしいザンギが食べられますよ!」
―なるほど!油をケチらず使うのがコツなんですね。さっそく作ってみます!
暑い中、熱い油でザンギを揚げつつ、汗を流しながら熱く語ってくださった金井さん。
本当にありがとうございました!
任意団体ですが、開発部や事業部など約20人の方がボランティアで携わっているそうです。ザンギを愛し、北海道を愛する方たちの熱い思いが支える活動でいろいろな商品開発が実現...。
まさに、ナイスザンギです!
北海道ザンギ連盟HP http://douzanren.com/index.html
公式ツイッター https://twitter.com/intent/user?screen_name=douzanren
Facebookページ https://www.facebook.com/douzanren
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