Story 取材記事

住宅会社の施工力・大工育成法!

注文住宅を建てる際に最も大事なポイントとは

注文住宅を建てる時、住宅会社を地名度やブランド力、営業マンの熱心さや提案力などで選ぶ方も多いようですが、実際に住宅を建てて満足できるかどうかは、住まいづくりで十分な検討を重ねて納得ができたか、そして住んでからは、断熱性能や住み心地などの快適性や住まいに対する愛着、動線や収納、そして家族との暮らしが満たされたかの方が実際には重要です。

つまり、実際に設計段階の検討、施工時の大工さんの技量や意識、さらにはそうした設計施工のトータルを支える住宅会社そのものの、家造りに対する姿勢と実力こそが、満足度の高い住宅づくりの根幹と言えるでしょう。
hokushinmodela.jpg今回は、こうした点に魅力がある、札幌の隣町、石狩市の工務店を紹介します。昭和49年に、大工だった初代社長首藤喜四男さんが創業した丸三ホクシン建設。現在は息子で大工出身2代目社長の首藤一弘さんの元で、大工の通年雇用による育成を軸に、日々の現場で高めた施工力を生かし、建築家に指名される工務店として成長。現在は、自社設計も行い、無垢材をふんだんに使った愛着を感じる家づくり、施工力を生かした高気密高断熱の住まいづくりや、太陽光発電や地中熱ヒートポンプを生かした創エネによる光熱費ゼロ住宅、そして施主のニーズやライフスタイルを大切にした住宅デザインやプラン、造作家具の製作など、札幌圏でも有数の工務店として高い評価を得ています。
hokushinnishino20151226 (4).jpg

腕の良い大工さんは必要ないのか?


かつて大工さんは男の子が憧れるカッコいい職業の一つでした。しかし今、住宅業界は過去に経験したことのない、大工さんの高齢化と人材不足に苦しんでいます。それは、住宅の品質確保と、顧客である施主のニーズに答える点で深刻な課題を生んでいます。

作業場に搬入された木材の狂いやねじれを見極め、正確に寸法を測り、木材に印を付ける「墨付け」。ノコギリやノミなどの大工道具を使って切断したり切り込みを入れる「刻み」。そして現場での建てこみ工事を行う姿の格好良さ。同時にそれは、大工さん自身にとって、技術を磨き、努力を重ねることで良い住宅を実現でき、評価されるというやり甲斐を感じる仕事でした。
IMG_5705-e1405691356153.jpg
ところが今では、大手ハウスメーカーの施工現場の多くは、コストダウンと寸法精度の向上を目指して、工場で製造されたパネルやユニットを現場で組み立てるので短時間で工事は終了。地元住宅会社の現場でも製材は工場で図面に沿ってプレカットされているため、大工さんの仕事はいわば「組み立て職人」のような仕事に変わっています。もちろんプレカットは、寸法精度などを確保しながらコストダウンを図れる方法として、丸三ホクシン建設でも現場の状況に応じてケースバイケースで採用していますが、問題は、合理化を追求するあまり、意欲ある若手の大工さんが育たなくなった。そしてそのことによる弊害が全国の住宅建設の現場で起き、住宅の品質が危うくなっているのです。

仕事への意欲・誇りが弱まる

住宅建設でパネル工法やプレカットを採用すると、省力化が実現すると同時に、大工さんの仕事は減ります。そして大工さんの技量が問われる機会も減ります。住宅会社は大工さんを社員として雇うのではなく、必要な時だけ呼び、働かせる外注に切り替えます。大工さんは仕事を確保するためいろいろな住宅会社の現場を渡り歩き、作業を繰り返します。 hokushin matome (6).jpg 単純作業が増えたとはいえ、特に若手の大工さんや見習い大工さんは、仕事の仕方を学びたいこともあります。しかし、それぞれの現場では、先輩の大工さんも作業効率を求められているので、新入りの大工見習いを教える余裕はありません。住宅会社側も自社の社員ではない大工を教育する余裕はありません。腕の良い大工さんだけ使えば良いのです。そのためなかなか若手大工の技術や知識が伸びません。現場が少ない時には声もかからず、不安定な仕事に失望し、辞めてしまう若手大工さんも多いのが実態です。また住宅業界が忙しい時期には、大工さんを確保できず、工期が遅れ、また技量の弱い大工さんでも使わざるを得ない状況になります。 hokushin matome (8).jpg 大工さんの意識も、図面に沿って早く、現場を終えることに向かいます。技量のない大工さんでは、柱や梁などの木材の美しさを見せる家づくりは難しくなります。住宅の断熱性能を左右する気密・断熱施工など、仕様や図面上に現れない住宅の性能がおろそかになりがちです。オーナーの要望に応じて、収納やテーブルなど、大工さんの技量を生かした「造作」も難しくなり、室内のあちこちに既製品の建具があふれます。

1つの現場には数日しかいない。図面や現場監督の指示に従って要領よく、手早く作業をすれば良く、その住宅会社の家づくりや経営方針、オーナーである施主の要望はさほど意識しません。現場を見学に来たオーナーに、挨拶はしても、もし現場で設計変更が必要な要望が出されたら、とっさに作業効率が悪くなると考えがちです。オーナーが今後何十年もそこで暮らす、この住まいに対する思いより、目先の作業を済ませることに意識が行ってしまうと、現場の清掃や近隣の方々への配慮などもおろそかになりやすいのです。

こうした施工現場での大工さんの対応やマナー・現場養生や清掃などの気配りは、家を建てる人にとって、住宅の契約時まではほとんど気づかないポイントです。しかし実際には施工現場でのこうした部分でのトラブルは少なくありません。

丸三ホクシン建設は「大工」が魅力

一方、丸三ホクシン建設の最大の魅力は、腕の良い大工さんが揃っていることです。首藤社長は道央建築高等職業訓練校と、ホクシン建設で大工としての基礎を学び、「日本建築大工技能士会 札幌支部」に入会し、青年部の活動に参加。20代のうちに建築大工一級技能士・職業訓練指導員・二級建築士・二級施工監理技士を取得し、職業訓練校の講師として教壇にも立ちました。現在も技能士会の活動などを通じ、若手大工の指導を行っています。

こうした社長の姿勢に、同じく大工育成に取り組んでいたベテランの大工さんなどが、ホクシン建設に入社、次第に大工の人材が充実していきました。

ホクシン建設は、多くの住宅会社とは異なり、大工さんを通年雇用で採用し、直営施工で工事をしています。そのため、生活や将来の不安を抱えることなく、仕事に集中でき定着率も向上します。また前述のように、墨付けや刻みなどの技能を現場で先輩大工が後輩に教えています。スキルを学ぶ機会に恵まれることで、それぞれの大工さんが墨付けや刻みだけでなく、外装材の施工や造作家具の製造、現場管理のノウハウなどを身につけ成長します。また、大工一人ひとりが、丸三ホクシン建設の家づくりのスタイルを学び、担当する現場の施主との打ち合わせにも同席したり、工事現場で日頃から交流を行うことで、施主の要望や期待を知り、責任の大きさも意識します。
hokushin matome (10).jpg
また、ホクシン建設では、家が竣功し、施主に引き渡す直前に、社長や設計、社内スタッフや大工が一同に会し、担当した設計・工事管理・棟梁・大工さんが、この現場での施主の要望や、設計・施工上の改善点などを発表し、社内の大工さんが総出で担当大工の仕事ぶりを検証し、厳しい指摘も含めた意見交換を行います。このように一つひとつの現場を大工が責任持って担当することにより、若手大工も含めた、担当大工全員のスキルや責任感が養われます。
hokushin matome (14).jpg
住宅のプランづくりは首藤社長や設計の兼田さん、オーナーとの打ち合わせなどのフォローを行う奥村さんなどが主に行いますが、担当の棟梁や大工さんも必要に応じて打ち合わせに参加。施主の思いを理解しているので、大工さんが自ら施主のために考えた家造りのアイデアや、造作家具やテーブル、椅子などの制作などを提案することもあります。また、現場見学に訪れたオーナーの新たな要望などにも前向きに耳を傾けます。これが、我が家を手に入れたオーナーさんの喜びや満足、そして大工さんや住宅会社との信頼関係、その後のメンテナンスなどの場面でも良い結果を招くのです。

ホクシン建設のホームページでは、社内の大工さんのスキルや志などを紹介しています
http://www.hokushin-k.jp/introduction/

オーナーの声

家造りの根幹である大工さんの育成については既に触れました。次に、施主と住宅会社がどのように家づくりを行ったか、丸三ホクシン建設で家を建てたオーナーの声をご紹介します。 ※引用形式で掲載していきます。

札幌市西区Yさんの場合 実直な姿勢に信頼感

「工務店社長」の響きから、脂っこいイメージ(独断と偏見です)を勝手に持っていましたが、首藤社長は物腰柔らかで、そよ風のようなさわやかな声の持ち主。好印象だったのは、見積もり金額に対して私たちの聞きたいことを汲んで、はぐらかさず真摯に答えてくれたこと。さらに、施工をお願いする決定打となったのは「うちは大工たちが気持ちで家を建てます。気持ちが入ってないと良いものはできません」との言葉でした。その実直な職人魂に感じるものがありました。 /20090606160825.html

札幌市中央区Sさんファミリー オーナーの要望を真剣に受け止める

以前、建築の勉強をしていた奥様は、中古の家に住んでいたころから住みたい家の構想を温めており、手書きの詳細な絵も描いていました。まず、知人のつてで工務店に見積を依頼しましたが、予算に合わず断念。次にハウスメーカーに希望を話したところ、うまく思いを理解してもらうことができませんでした。営業の担当者は既成のパーツやイメージをもとに話をしており「『カントリー風かナチュラル系ですか』と聞いてきます。「外壁とカーポートの素材も合わせたい」と言えば『木調ですか?』と返ってきます。ナチュラル系という枠に当てはめられたいわけでも、木調の建材で処理されたいわけでもない私としてはやはり作り手と直接話さないとだめなのか、と思いました」。 hokus1.jpg そして、インターネットで情報を集めたところ、丸三ホクシン建設の建築家コラボのページが目に留まりました。http://www.hokushin-k.jp さっそく連絡をとって、プランと絵を持って首藤一弘社長の家を訪ねました。奥様は、首藤社長とやりとりする中で、「自分の考えを受け止めどう実現するか真剣に考えてくれる。気持ちが伝わっている」と実感できたそうです。 その後も打ち合わせを重ね、工事に入りました。「『この位置に窓は作れない』など、できないことは理由をきちんと言ってくれました。家の各部分の形に理由があるので、住んでいてもすべて納得できます」と奥様は言います。例えば内壁の塗り壁は、現場でタッチを見せてもらい、ほどよく質感がわかる程度の塗り方を選択しました。 hokus10.jpg そして完成。「家づくりは楽しかったので、終わるのは寂しかった」と奥様。完成後に訪ねて来る友人にも、「ここまで大工さんが作ってくれたんだ」と感心されるそうです。家づくりを振り返り、希望をかなえるためには「建ててくれる人とのコミュニケーションが大切」と奥様。「迷った時は、今この時の自分たちが何を求めるか、何を大切にするか、その原点に立ち戻れば、答えは見えてくると思います」。 /20120214162334.html

札幌市東区F様ファミリー 限られた予算でも夢をあきらめない

札幌市中心部の利便性の良い環境のなかで、子ども部屋や駐車場を確保するためには3階建てにしたい。そこで建築家やハウスメーカー、工務店などに相談をしましたが、3階建てとなると建物の構造計算や建物の解体費用も必要。ハウスメーカーの担当者に相談すると、住まいに対する要望をどんどん削っていかなければ家を建てられないという現実に直面してしまいました。 hokushin20151121f (7).jpgそんな時、F様のご主人が見つけたのが「札幌良い住宅JP」に掲載されていた丸三ホクシン建設の記事。早速オープンハウスを見学に行きました。「家を建てるのは人。住宅に施主の願いがしっかり反映されるように設計者や大工さんの気配りが伝わり、大手ハウスメーカーにはない魅力を感じました」とF様のご主人は言います。丸三ホクシン建設に依頼しようと内心思いつつも、他にも有力な住宅会社が無いか情報収集は続けましたが、設計提案や施工力、建設費などを比較検討すると、結局ホクシン建設に迫る住宅会社は見当たらず、ホクシン建設に任せようと決意を固めました。 hokushin20151121y (1).jpgF様夫婦の考えは「家は道具。シンプルで機能的な美しさと素材感、過ごしやすさや性能が大事。年を経るごとに味が出て、楽しさが増すような家が理想」というもの。それには大工さんの腕や会社の姿勢が大切と考えていました。かなりの回数の打ち合わせを重ね、丸三ホクシン建設で建てた物件も8件ほど見学。 hokushin20151121f (1).jpg「楽しかったですし、たくさん参考にさせていただきました」と奥様。建設中は、現場を何度も見学し、大工さんともたくさん話をしました。「私たちが言葉で伝えた背景にある要望をくみ取ってくれて、一生懸命形にしてくれました」と大絶賛でした。限られた予算や土地の広さでも、住まいへの夢をあきらめるのではなく、設計者や大工さんととことん話し合い、納得の上で楽しい家づくりができたことがF様ご夫婦の満足につながっているようでした。 /20151126102110.html

札幌市 Kさんファミリー ナチュラルな素材の風合い。シンプルな暮らしが実現

以前は、家を建てる願望は全くなかったというK様夫婦。知人から「いい家を作っている会社があるよ」と聞いたのが丸三ホクシン建設でした。丸三ホクシン建設で手掛けた家の写真の数々も魅力的でした。 無垢の木などナチュラルな素材を・・・年月を重ねるほど風合いが良くなるものを・・・ この点でご主人と丸三ホクシン建設の住まい作りは一致しました。ご主人は車で探し回って見つけた住宅街の角地で台形の土地。設計面はホクシン建設さんとしっかり話し合いました。 hokushinnishino20151226 (3).jpg 一方、「ホクシンさんの家はどこを見ても素敵」と惚れ込んだ奥様。2カ月にわたって隔週ペースで打合せを行い、オープンハウスも見学し参考にしました。最初の提案からご夫婦の希望にぴったり合っていたといいます。「私たちの中にある感性が、ホクシンさんにあるという感じでした」と奥様は振り返ります。 hokushinnishino20151226 (1).jpg 住み始めて3年目。「この家に住んでから、暮らしがシンプルになって余計なものは買わなくなった」と奥様。「もう10年くらい住んでいる気分」と言うほど、ご夫婦が望んでいた生活スタイルに馴染んでいます。 /20151226125030.html

札幌市西区Mさんファミリー キッチンや趣味の部屋・・望んだ暮らしが実現

Мさんご夫妻が家を建てようと考えたのは5年前。自然素材の持ち味を活かし、住む人の生活スタイルに合わせた家づくりをしている丸三ホクシン建設の存在を知り、早速コンタクト。首藤社長の自宅を見学したところ木と塗り壁のナチュラルな風合いなど、希望する住まいづくりが実現できると感じ依頼することになったのです。

「設計の兼田さんは、いつも相談しやすい雰囲気を作ってくれるので要望をたくさん伝えることができました。バイク部屋やキッチン、洗面所なども既製品ではなく希望に合わせて作ってもらいましたが、予算に合わせて実現できるよう、例えば天井に板を張らず梁を現しにするなどコストを抑える提案をしてくれました」と奥様は言います。バイク3.jpg住宅性能面では長期優良住宅の認定も受け、外張り断熱(SHS工法)によりQ=1.45w/㎡kの断熱性能と、第1種換気システムで暖房ロスも少なく省エネの住まいづくりが実現しました。

「住み始めてからも、万年筆のインクで壁を汚してしまいましたが、すぐに兼田さんに連絡し、直してもらえました。困ったことや聞きたいことがあれば、気軽に連絡しています。丸三ホクシン建設さんとの出会いのおかげで、家族みんなの希望が叶う家ができました」と奥様は笑顔で話してくれました。
/20130123195659.html


札幌市中央区Yさんファミリー 玄関まで暖かい快適な住まい


最初はホクシン建設が実際に施工した家を見に行き、木と塗り壁の自然素材を生かした家が気に入り、図面を依頼しました。同時に他社にも依頼しましたが、予算内で最大限に希望を取り入れてくれたのが、丸三ホクシン建設でした。「話を親身に聞いてくれたことが決め手になりました」と奥様は言います。
hokuya10a.jpg休日に丸三ホクシン建設の事務所に行ったり、図面をメールでやりとりし、3カ月ほど打ち合わせを重ねてプランを練りました。外壁の色はご主人が一番悩んだところで、自ら画像加工ソフトを使っていろいろな色を当てはめて考えたそうです。他にも、タオルハンガーのデザインやドアノブの形など、「時には期限を延ばし、納得のいくまで選ばせてくれました」とご主人。
hokuya5a.jpg完成してみると、「工事中に見た印象より広く感じる」とお二人とも満足そうです。
オール電化、セントラルヒーティングで家じゅうどこにいても暖かく、「朝起きた時に寒くないのがうれしい。玄関まで暖かいと親が驚いていました」と奥様は言います。
家が完成して間もなく、お子さんが生まれました。奥様は、新しい家で子育てをしてみて、あらためてその使いやすさを実感しています。
hokuya6a.jpg「オープンキッチンで料理をしながら、遊んでいる子どもが常に見えます。食卓との距離が近いので、運ぶのも楽です。食洗機をつけたことも正解でした。2階は床がつながっているので掃除がしやすく助かっています」。

納得できる家をつくるために、計画段階で情報集めや夫婦での話し合いをしっかりしたことが良かったとYさんご夫婦は言います。「モデルハウスではなく、実際にこれから人が住む家を見たい」とオープンハウスを多数見に行きました。雑誌もたくさん見て、その中から気に入った部分を取り入れていったそうです。「自分たちが何が好きなのかを見極めたら、外せないところをリストアップしておくことも大事」と教えてくれました。
/20111025152641.html

札幌市東区Yさんファミリー 予算の制約があっても住宅性能は諦めない

キッチンは「以前の家はキッチンが個室で寂しかったので、リビングにいる家族のほうを向いて料理ができるように」という奥様のたっての希望で対面型に。キッチンは造作。背後の収納棚は、大工さんの手づくりで、オーナーの手持ちのキッチンツールに合わせたぴったりサイズです。棚を低めの位置にするために窓は特注。台に登らなくても物を取れます。アンティークガラスも奥様お気に入り。シンクと、窓側についたガスコンロの間の空間も、作業や移動がしやすい距離にこだわりました。作業スペースも広いので、近い将来、お子さんと並んでお料理もできそうです。照明の位置も工夫されており、通常の立ち位置の真上から少しずらしているので、手元が陰になりません。 hokushin20151121y (8).jpg「これも見てください!」と奥様が見せてくれたのは、キッチンの引き出しの中に収められていた長いパン切り包丁も入る包丁立て。なんと、これも大工さんの手作りでタモ材で作られています。 hokushin20151121y (6).jpgハウスメーカーなどの情報も集めていましたが、予算に対応するために窓や断熱性能を削るなどの提案を受けました。「予算内に収めるために住み心地を悪くするのは違うな」と思っていたころに丸三ホクシン建設と出会い、施工事例や会社の姿勢、大工さんの技術に触れ、惚れ込んだといいます。「こんなに立派な家が予算内で建てられるなら」と、2棟同時に計画がスタートしました。 hokushin20151121y9.jpg建築中の家を4軒ほど見学。無垢材の使い方や、階段の配置、照明、玄関前や外壁の雰囲気など、気に入ったところがたくさんあったと言います。物件を見学した中で見つけたポイントや、設計を担当した兼田さんが提案してくれた中から選んでいくことで、悩まずにスムーズに計画が進められたと言います。ご主人の休日が不定期なので、夜遅くの打ち合わせも快く対応してくれたそう。「3階建てやガレージ付き、断熱性能など、やりたいと思っていて、諦めたものは一つもありません。予算内で贅沢な家ができました」とY様ご夫婦。無垢材や塗り壁などの自然素材、階段や窓など、自分たちの好みを汲んで提案してもらったことに満足したと話していただきました。 /20151127105455.html

江別市 Mさんファミリー 家づくりにオーナーも参加する喜び

そもそも子育ての環境を重視した今回の家づくり。最初は中古のリノベーションで考えていたそうです。「何軒か見に行きましたが、前のオーナーの建坪のままリノベすると、どうしても値段が高くなりがち。僕らは30坪くらいで十分だから、それなら新築で」と方向転換。新築で初めて見たのが、ホクシン建設のオープンハウスでした。   ご主人は家づくりを振り返り「いろいろ参加させてもらえたのがよかった」と語ります。たとえば犬の足跡を模して土間に石を埋め込んだのもご主人。外壁の道南杉も、現場に通い、夫婦でひたすら塗装しました。「ウッドロングエコ仕上げといって、溶液を塗ると白木が酸化して色が変わるんです。自分でやりたいと言ったものの、実際に山のように積まれた木材を見たときは、マジか、とひるみました」塗り壁もリビングなどは職人さんにお願いしましたが、寝室だけは夫婦で挑戦。家族3人の手形もつけました。 161204hokushin_9750.jpg  ホクシン建設の兼田さんは言います。「体験することで家づくりはより楽しめます。お施主さんが積極的に参加してくれると、僕らも一緒につくりあげている気持ちになれるんですよ」ご主人も「これだけ手をかけたら愛着もひとしおです」と満足そうでした。 161204hokushin_9743.jpg庭の薪棚は手前がご主人のお手製。奥はホクシン建設に頼んで作ったもの。 軟石で囲った奥のスペースは家庭菜園に、レンガで囲った手前は花を植える予定です。 「マンションでは高層階に住んでいたから、家の中でばかり遊んでいたけど、今は外遊びが多くなって...」 お子さんが郵便受けに小石を落とすイタズラさえも、うれしく感じるそう。 161204hokushin_9661.jpgまだ引っ越して4カ月。冬には庭でアイスキャンドルをつくったり、夏はプールを出して遊んだり、これからこの家でたくさんの思い出をつくっていくことでしょう。 /20170113160505.html

札幌市西区Yさんファミリー 大工さんは一緒に家づくりを考える仲間

わが家を担当してくれた棟梁はホクシン建設の岡田さん。そして、大工の阿部さん(通称:阿部クン)と佐藤さん(通称:ヒデさん)膳亀さん(通称:亀ちゃん)。みなさん、(こういったら何ですが)強面だけれど、非常に仕事熱心(しかもやさしい)。現場はいつも綺麗だし、チームワークもよい。以前、首藤社長が「うちの大工は気持ちで家を建てる」と言っていたことが、仕事の様子ですぐに分かった。

工場で裁断して運ばれてくる木材。何やら記号が書いてあるこの木材を、大工さんたちが組み立てていく。当然なことだが1本の木材から図面通りの家にどんどん出来上がっていくのは、なんとも感動的だ。「人の技ってすごい!」と思った。とても美しい。できれば1日中見ていたい気持ちだが、当然、邪魔になるだろうから、それはしないでおいた。しかし、あまりの楽しさに2日ごとに現場に行っていた妻。一緒に見ていた娘も「大工さんになりたい」と言い出した。

建てている過程でも、変更やそれまで保留にしていた決定事項がいくつか出てくる。このような場合は、建築家の奥村さんと現場で打ち合わせを行う。このような時、大工さんからの助言はとても参考になる。岡田さんは、キッチンの換気扇の納め方や収納の仕上げ方など、今までの経験から仕上げの美しさや機能面などを考慮した提案をくれた。

実際に形が見えて来ると、それまで他人事だった夫が「やっぱり、窓の数が足りない!」とまたまた乗り出してきた。そして、さらに長々と迷う始末。「その気持ち、分かりますよ。まだ手をつけないでおきますので、ゆっくり迷ってください(笑)」と岡田さん。お言葉に甘えて、現場に何度も足を運んで数日迷った夫。そんなこんなの状況にも、気持ちよく対応してくれる大工さんたち。彼らの仕事に対する姿勢には、自分の手掛ける家に対する誇りを感じる。彼らの姿勢は、私たちにとっても学ぶところが大きい。

2008年11月22日、着工から4ヶ月、予定通りの期日で小さなわが家が完成した。家が出来上がったことは、とても嬉しく思ったが、これで「家づくり」が終わってしまうかと思うと淋しい気持ちになった。鍵を受け取った時は、胸がいっぱいで何も話せない自分がいた。横を見ると夫も神妙な顔をしていた。奥村さんとはほぼ1年、ホクシン建設さんとはほぼ4ヶ月あまりのつき合いではあったが、縁あってチームとなったみんなが苦楽を共にした仲間のように思えた。それぞれの役割がうまく調和しあい、みんなの向いている方向がひとつになる結束感のようなものすら感じた1年であった。
/20090722092237.html

最後に・・・

なお丸三ホクシン建設は、オーナーの了解を得て定期的に開催される内覧会のほかに、社屋前にモデルハウスがあります。ここで住まいのプラン作りの打ち合わせをオーナーとすることで、建材や仕様、造作家具や巻きストーブ、キッチン、住環境などを実際に見たり、操作しながら体験できます。 /20160701112906.html hokushinmodel (7).jpg


また、首藤社長の自宅は、光熱費ゼロを目指して2008年に建設した住宅です。社長自身が1年間の光熱費を家族とともに検証し、その数値もブログで公開しています。http://www.hokushin-k.jp/blog/

丸三ホクシン建設への住まいづくりのご相談は、
電話 0133-73-0714
メール 
までお願いします。
丸三ホクシン建設ホームページはこちらです
http://www.hokushin-k.jp/


2017年01月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

株式会社丸三ホクシン建設の取材記事